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月の兎(つきのうさぎ)は、「月に兎がいる」という伝承にまつわる伝説。中国では玉兎(ぎょくと)月兎(げつと)などと呼ばれる。 == 概要 == 月の影の模様が兎に見えることから、「月には兎がいる」という伝承は日本をはじめ中国など各地で古くからいわれている。また、兎の横に見える影は臼(うす)であるともされる。この臼については、中国では不老不死の薬の材料を手杵で打って粉にしているとされ、日本では餅をついている姿とされている〔。餅搗き(もちづき)と望月を掛けたとも。 日本における月の兎が描写された古い例には飛鳥時代(7世紀)に製作された『天寿国曼荼羅』の月に描かれたものなどがある〔足立康 「玉兎のはなし」 『日本彫刻史の研究』 竜吟社 1944年 547-551頁 〕。 月になぜ兎がいるのかを語る伝説には以下のようなものがある。 猿、狐、兎の3匹が、山の中で力尽きて倒れているみすぼらしい老人に出逢った。3匹は老人を助けようと考えた。猿は木の実を集め、狐は川から魚を捕り、それぞれ老人に食料として与えた。しかし兎だけは、どんなに苦労しても何も採ってくることができなかった。自分の非力さを嘆いた兎は、何とか老人を助けたいと考えた挙句、猿と狐に頼んで火を焚いてもらい、自らの身を食料として捧げるべく、火の中へ飛び込んだ。その姿を見た老人は、帝釈天としての正体を現し、兎の捨て身の慈悲行を後世まで伝えるため、兎を月へと昇らせた。月に見える兎の姿の周囲に煙状の影が見えるのは、兎が自らの身を焼いた際の煙だという。 この伝説は、インドに伝わる『ジャータカ』にも見ることができ、仏教説話として日本に渡来し『今昔物語集』などにも収録され、多く語られている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「月の兎」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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