翻訳と辞書
Words near each other
・ 月の家円鏡 (5代目)
・ 月の家円鏡のハッピーカムカム
・ 月の家円鏡ショー
・ 月の家圓鏡
・ 月の家圓鏡 (6代目)
・ 月の家圓鏡 (当代)
・ 月の家小圓鏡
・ 月の家鏡太
・ 月の尾
・ 月の山の一覧
月の山脈
・ 月の岬
・ 月の微笑
・ 月の恋人
・ 月の恋人〜Moon Lovers〜
・ 月の扉
・ 月の日面通過
・ 月の景色
・ 月の景色 ~Documentary of "GO TO THE FUTURE (2006 ver.)" & MUSIC VIDEOS~
・ 月の木隆


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

月の山脈 : ミニ英和和英辞書
月の山脈[つきのさんみゃく]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [つき]
  1. (n-t) moon 2. month 
: [やま]
 【名詞】 1. (1) mountain 2. (2) pile 3. heap 4. (3) climax 5. critical point 
山脈 : [さんみゃく, やまなみ]
 (n) mountain range
: [みゃく]
 【名詞】 1. pulse 

月の山脈 : ウィキペディア日本語版
月の山脈[つきのさんみゃく]

月の山脈()は、東アフリカにあってナイル川の源流があるといわれていた伝説上の山脈または山地。現代に至るまでに、ウガンダコンゴ民主共和国の国境付近にあるルウェンゾリ山地をはじめとするいくつかの地域に比定されている。
== 古代の記録 ==
古代ギリシア地理学者は長い間ナイル川の源流について関心を抱き、源流を探すための探検が何度か行われた。紀元前6世紀、のころ、ギリシア人が多くエジプトを訪れ、その中でもアブデラのデモクリトスは「エチオピアまで行った」と言われている。この「エチオピア」とはヌビアナパタメロエの都市国家群を意味するが、実際に彼がそこまで行けたかは疑わしく、エジプトの南限までではないかと考えられる。紀元前5世紀にはヘロドトスがナイルの源流を自分で確かめようとしてアスワン近くのまで遡った。ミレトスのヘカタイオスはナイルの上流は世界を取り巻く大洋と繋がっていると考えたがヘロドトスリビア奥地の山脈に源流があると考えた。アリストテレスは、ナイルは「銀色の山」の方に上っていくと書いたが探検はしていない。紀元前3世紀にはプトレマイオス王朝紅海を経由したエリトリアソマリア沿岸との交易を始め、また、プトレマイオス2世ピラデルポスがダリオンやアリストクレオンにエチオピアを探検させたことにより、紅海から眺められる山脈のどこかにナイルの源流があることが分かり始めた。第5代ローマ皇帝ネロも純粋な探究心から二人の百人隊長に命じて探検を行わせた。セネカによると「恐ろしい勢いで水が落下している二つの岩」まで行ったという。
一方で、ディオゲネスという商人が、アフリカ東岸を航行している時に風に吹かれて25日間漂流し、東アフリカ沿岸の交易地ラプタあたりに漂着、そこから内陸に向かって旅をして、ナイル川の源流を発見したと報告した。それによると、ディオゲネスは、南に大きな山並みが見える二つの大きな湖の近くまで来た。東西約800キロメートルにわたって伸びるその山脈は、白い万年雪を戴いていることから現地住民により「月の山脈」と呼ばれていた。月の山脈から始まる始まるいくつかの川が二つの大湖に流れ込んでおり、湖からそれぞれ北に向かって流れ出す二本の川が合流してナイル川となるという。ディオゲネスは、ネロの養父クラウディウス(第4代ローマ皇帝)の時代より後の時代の人物である。
プトレマイオス〔プトレマイオス『』 ''Geographia'', IV.8 . 月の山脈 τὸ τῆς Σελήνης ὄρος について記載されている。〕をはじめとする古代ギリシア・ローマ地理学者はこれを真実であるとした。プトレマイオスはこの山脈の位置を記した地図を残している。アフリカについてさらに広い知識を持っていた後代のアラビアの地理学者たちもこの報告をそのまま受け入れ、「月の山脈」はプトレマイオスが示したのと同じ位置にあるとしている〔Ralph Ehrenberg, ''Mapping the World : An Illustrated History of Cartography'' (National Geographic, 2005)〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「月の山脈」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.