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『月令広義』(げつりょうこうぎ〔げつれいこうぎ、とも。〕、正字体:月令廣義)は、中国・明代の官僚で学者でもあった馮應京(ひょうおうきょう)が万暦年間に著した、中国の伝統的な年中行事・儀式・しきたりなどを解説した本。全25巻。 先秦時代の一年間の行事を理念的な観点から紹介した『礼記』・「月令篇」を補足するという形式をとる。そのため古書からの引用が多く、古くは六朝・梁代(6世紀中頃)の、すでに原典が失われてしまっている文言小説などからも多くの説話を紹介しており、中国の民間伝承を研究する上での貴重な資料となっている。 また七夕の「織姫と牽牛の恋愛譚」が現在知られているストーリーとほぼ同じ型となった最も古い時期を考証できる史料も本書に引用されている梁代の殷芸(いんうん)が著した『小説』のなかの一節〔七月令「牛郎織女」の項に、「天の河の東に織女有り、天帝の子なり。年々に機を動かす労役につき、雲錦の天衣を織り、容貌を整える暇なし。天帝その独居を憐れみて、河西の牽牛郎に嫁すことを許す。嫁してのち機織りを廃すれば、天帝怒りて、河東に帰る命をくだし、一年一度会うことを許す」とある。〕であるほか、「一年の計は元旦にあり」の原典〔歳令「四計」の項に、「一日の計は晨(あした)にあり、一年の計は春にあり、一生の計は勤にあり、一家の計は身にあり」とある。〕や「花咲か爺」の原典のひとつと考えられる説話〔歳令「花神」の項に、「女夷は春夏の主で、大きく育てる神にて、即ち花神なり」とある。〕など、今日の日本にとって身近な諺や説話の出典にもなっている。 == 注釈 == 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「月令広義」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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