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『月影ベイベ』(つきかげベイベ)は、小玉ユキによる日本の漫画作品。『月刊フラワーズ』(小学館)にて2013年1月号から連載されており、単行本は同年6月に1巻が刊行され、現在6巻まで刊行されている。2014年度このマンガがすごい!オンナ編第3位に選ばれている。 == あらすじ == 2015年9月22日現在、6巻までが発売されている。 ;「月影ベイベ」1巻 :富山県富山市八尾町。ここで生まれ育った佐伯光は、伝統芸能の“おわら”を心から愛している。光はある日、学園祭で踊るおわらの練習を興味がないからと参加していなかった東京からの転校生・峰岸蛍子が、誰もいない教室で完璧な美しいおわらを踊っているところを見てしまう。 :偶然蛍子と帰ることになった光は、踊りを見たことを誰にも言わないでほしいと言われる。その帰途、伯父の円の店に寄った光の目の前で、蛍子が伯父を「円くん」と呼び、円も蛍子に驚きを隠せないような様子を見せる。まるで恋人同士を思わせる2人の様子にどきまぎする光だったが、後日、円と蛍子の関係を近所の人が訝しんでいることを知り、円の体裁を守るために自分と付き合っているフリをしようと蛍子に持ちかける。 :一方で、蛍子のぎこちない踊りが気に入らなかった松井里央は、体育の授業の際、蛍子に強い口調で注意する。するとそれが功を奏したのか、蛍子はなんとか笠をかぶって人前で踊れるようになる。 ;「月影ベイベ」2巻 :高校からの帰り道で、仲良くなった里央と蛍子。一方で相変わらず笠がないとガチガチになってしまう蛍子の踊りを見て、光は体育祭での出し物の時の代表になることを蛍子に提案する。その後光、里央、蛍子の3人で代表を務めることになる。練習が終わり帰る道途中、里央が蛍子に体育祭に親は見に来るのかと尋ねたところ、蛍子は「来ないよ。絶対に」とだけ返す。 :後日、蛍子は里央と訪れた郷土芸能部の部室にて、生徒の指導に来ていた円と遭遇する。光は円の胡弓の演奏を蛍子に聴かせるが、蛍子は何故か号泣してしまう。体育祭当日、出し物の代表に出るために着替えた直後、偶然会った蛍子と円の2人の間に流れている空気を察知した里央は、蛍子は本当に光と付き合っているのかと疑問を抱く。その後蛍子は突然富樫に話しかけられる。 ;「月影ベイベ」3巻 :光は、おわらの出し物が始まる直前に円が蛍子に伝えた「お母さんが見ているから頑張れ」という言葉が気にかかっていた。出し物が終わった後円と富樫にそのことを聞くが、富樫が何か話そうとしたところ、円に止められる。体育祭が終わり光は「おわら5」のメンバーで打ち上げに行ったところ、富樫に出会う。円と蛍子の母、蛍子とのことが気になる光は富樫に真相を問いただす。すると蛍子の母繭子と円が以前不倫をしていたことを告げられ光は激しく動揺する。 :動揺した光は、そのまま円の家に走っていき、円に詰め寄る。途中から来た富樫と言い争っていると、そこに蛍子が現れる。光は蛍子を連れ去り、城ヶ山公園の長い階段を上るうちに、蛍子から、繭子は既に亡くなっていることを告げられる。また、円は蛍子に恋慕の情を抱いているわけではなく、繭子に生き写しの蛍子を見て繭子を思い出し動揺していたのだと判明する。 :蛍子と円の間に隠されていた秘密は解けたが、逆にそのせいで蛍子にどう接したらよいかわからなくなった光は、蛍子を避け始める。一方円と蛍子の間が気になっていた里央は、蛍子が本当に好きなのは円であることを知る。また、光は蛍子から「付き合っているふり」を解消したいと告げられる。 :その後蛍子はおわらの講習会である「定例温習会」に参加することになり、そこで指導員から7月にある「演技発表会」への参加を勧められたところ、一旦は断るが、円が出るという話を聞いて参加することになる。光もそれに合わせ参加を申し出る。 :後日浩市、光、里央、蛍子の4人でデパートに行ったところ、蛍子は円と見知らぬ女性(河瀬鮎美)が一緒に居る所を見てしまい、円に詰め寄る。 ;「月影ベイベ」4巻 :蛍子は、円と河瀬が一緒に居たのは、テレビの打ち合わせのためだったということを知り、また河瀬に友好的な態度を示される。その後蛍子と浩市は円の車で帰ることになり、光と里央は二人でデパートに留まる。里央は、光に蛍子が円を好きな理由を話し、また蛍子のことが好きなのではないかと言うが、光は否定する。 :その後、蛍子は演技発表会に出る高校生たちとともに練習することになるが、蛍子のことをよく思わない鳴美に意地悪をされ、蛍子は仲間外れとなってしまう。その夜に光は蛍子に蛍を見に行かないかと提案し、蛍子と一緒に行くことになる。そこで蛍子がおわらを踊るのを見て自分の心臓が高鳴るのを感じた光は、初めて自分の気持ちに気づく。 :その翌日、蛍子は練習会で飯田千夏に踊りを見られ、演技発表会のための的確なアドバイスを受ける。そして演技発表会当日、光は、発表の直前に円と蛍子が一緒に笑う現場を見た影響で、動揺し、緊張の波に襲われる。それを舞台袖で見ていた蛍子、また地方としてずっと見ていた円はそれぞれの形で光を励ます。演技発表会が終わり、富樫と偶然会った光は、富樫に円と繭子の若い頃の話をしてほしいと頼む。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「月影ベイベ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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