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月心寺 : ミニ英和和英辞書
月心寺[げっしんじ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [つき]
  1. (n-t) moon 2. month 
: [こころ, しん]
 【名詞】 1. core 2. heart 3. wick 4. marrow 
: [てら]
 【名詞】 1. temple 

月心寺 : ウィキペディア日本語版
月心寺[げっしんじ]
月心寺(げっしんじ)は、滋賀県大津市大谷にある臨済宗系単立寺院。山号は瑞米山。
== 概要 ==
京、大津への玄関口、逢坂山の関所を控える、かつては東海道随一の賑わいをしていた追分の地で繁昌していた走井茶屋の跡。境内には今も枯れることなく走井の名水が湧き出ている。
逢坂関を越えた山が迫る狭い土地で、街道を挟んで両側に家々がぎっしり建ち、谷間を埋めており、大津絵大津算盤、縫い針などの大津特産の土産物を売る店や茶店がひしめき、旅人と牛馬の往来が多い賑やかな場所に位置していた。
歌川広重が描く「東海道五十三次」で、溢れ出る走井の水のそばの茶店で旅人が休息しているのが見られる。その茶店がこの月心寺である。
国道1号の拡張や東海道本線の開通により町が廃れてしまい、持ち主の茶店も八幡へ移ったあと朽ち果てていた。このまま朽ちるのを惜しんだ日本画家の橋本関雪1914年大正3年)に自らの別邸として購入し、後に天龍寺慈済院より村上獨譚老師を迎え今のような寺院となる。別邸の名は「走井居」と言う。
本尊は「童形聖徳太子像(鎌倉期)」。境内には小野小町の百歳の姿をあらわしたといわれる百歳像を祀る小野小町終焉地とされる百歳堂、松尾芭蕉の「大津絵の筆のはじめは何仏」の句碑、蝉丸の庵があったと言われる場所には「三聖祀堂」、走井から出土したと言われる石造の篠原薬師が祀られている「薬師堂」、明治天皇僥倖の際の御休憩処などがある。庭園は世阿弥の作庭と伝えられる石庭、池泉回遊式庭園「追分走井庭園」。
精進料理が有名で、村瀬明道尼庵主が作るごま豆腐は天下一の評判となり、NHK朝の連続テレビ小説ほんまもん」の青風寺のモデルとなった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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