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『月色光珠』(つきいろこうじゅ)は、岡篠名桜による日本のライトノベルシリーズ。イラストは風都ノリが手掛けている。2006年から2009年にかけて、集英社コバルト文庫から全14巻が刊行された。 == あらすじ == 時は大唐帝国11代皇帝の御代。周家の再興を誓い、科挙合格を目指す双子の弟とともに7年ぶりに都・長安に戻ってきた16歳の少女・周琳琅。かつて暮らしていた屋敷とは比較にならないほど小さな、2階建ての一軒家で暮らし始めた彼女は近くの軽食屋で女給として日銭を稼ぐ傍ら、弟を科挙を目指す私塾に通わせていた。 そんなある夜、自宅で軽い夕食を終えて愛剣を磨いていた琳琅は、剣戟の音を聞き、「浪子(よたもの)が誰かを襲っているのか」と窓から外を見た。そこでは、道士風のいでたちの男達が数人がかりで黒衣の青年1人を襲っており、助けなければと思った琳琅は磨き終えた愛剣を手に家を飛び出し、男達を追いかけていった。 たどり着いた場所では、黒衣の青年が剣を握る道士もどきたちを叩きのめしていたが、肩に怪我をしたようだった。助けなければと飛び出した琳琅は、離れて呪文を唱えていた道士に気づかず、咄嗟に黒衣の青年に庇われ、事なきを得る。そして、強引に青年を自宅へ連れて行き、怪我の手当てをしながら話をした。青年は「巻き込みたくない」と言いつつも、「ある妓楼で待つ、白(はく)という人物に届け物をして欲しい」と坊門を通るための通牒と銅銭らしきものが入った布袋を琳琅に預けた。青年に睡眠作用のある薬湯を飲ませて家を出た琳琅が、役目を終えて翌朝自宅に戻ってくると、寝かせたはずの青年はおらず、机の上にいくらかの金子が残されていた。 「もう彼に会うことはないだろう」と思っていた琳琅。しかし、後日、青年は昼間に現れた。彼女にとっては思い入れのある白牡丹を携えて。青年は魏有と名乗り、琳琅は彼の仕事である隠密の手伝いをすることに決める。 剣術少女と隠密の不思議な出会いから始まった、奇縁と運命の物語。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「月色光珠」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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