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有料発展場(ゆうりょうハッテンバ)とは、ゲイ男性に出会いと性行為のための場を有料で提供する「性風俗産業」を指す。新宿二丁目の公園など、ゲイ同士の出会いの場は発展場と呼ばれてきたが、その有料版である。片仮名で「ハッテンバ」と書くこともある。 日本では、単に「発展場」「発展サウナ」「ビデボー(ビデオボックス)」などがこのような店舗を表す通称となっている〔Badi(1998年3月号)の広告ではストリートウェブと501の2店(現在共に閉店)のみがタイトルやサブタイトルにクルージングの言葉を使っているだけで、他は全てハッテン・発展場と紹介している。〕。 なお、公園など野外や公共の場における''「発展場」''は同項参照。 ==日本における発展場(有料)== ===概要=== 1960年-70年代頃はインラン旅館と呼ばれていたが、その古めかしい旅館が建て替えられ、大浴場や個室などを備えた大型施設が登場した頃からハッテンホテル、ハッテンサウナ、ことに近年はヤリ部屋、ゲイサウナなどとも呼ばれることもある。単に発展場と呼ぶことも多いが、その場合一般の公園などの野外発展場も含まれる。 古くは1960年に創刊された風俗奇譚にインラン旅館の広告が発見できる。ゲイ男性がいわゆる「ナンパ」や「男漁り」、「男探し」をする行為は、発展のほか「クルージング」と称することもあり〔「オトコノコのためのボーイフレンド」(1986年、少年社)P191「ゲイボキャブラリー」。〕、有料の室内発展場や公園などの野外発展場のみならず、ゲイバーやゲイディスコも広義のクルージング・ゾーンとみなされることもあった〔オトコノコのためのボーイフレンド」(1986年、少年社)には、クルージングゾーンとして屋内外の発展場のほか、ゲイバー・スナックが紹介されている(P80)。〕。2011年10月の東京・北新宿の「デストラクション」の摘発以来、発展場の規制論が強まっている。1980年代以降のエイズ禍を経て、こうした施設ではコンドームが配布されたり、徹底したセーファーセックスが呼びかけられるようになっているものの、入場者のHIV/エイズに関する意識は総じて低い。一部の発展場においては「生行為」が事実上黙認され、HIV感染拡大を助長する結果を招いている〔発展場における生行為を確認することは難しいが、例えば以下のサイトでしばしばよびかけられる発展場における生行為促進衝動を参照せよ。http://www.mensnet.jp/area/shinjyuku.html〕。また、事件後、都内の有料発展場では一斉に全裸スタイルが禁止されたが、現在では腰巻タオル方式が一般化し、場合によっては全裸スタイルの復活を試みるところも存在する。〔例えば、以下の発展場情報サイトによるイヴェント情報を参照せよ。http://www.hatten.jp/event/?from=ts〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「有料発展場」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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