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有本 卓(ありもと すぐる、1936年(昭和11年)8月3日- )は日本のロボット工学者。工学博士(東京大学・1967年・論文博士)、大阪大学名誉教授。制御理論では有本・ポッターの方法〔〔、ロボット工学では〔〔やリーマン多様体に基づく安定性解析、学習制御の研究などで業績を上げた。 東京大学助手、講師、大阪大学基礎工学部助教授、教授、東京大学教授、日本ロボット学会会長を歴任。東京大学定年退官後は設立間もない立命館大学ロボティクス学科教授に就任し、同大学ロボティクスFA研究センター長、VLSIセンター長、客員教授を務めた。2000年にはIEEE Third Millenium Medalと紫綬褒章を、2012年には瑞宝中綬章を受章した。 2000年に新版も出た有本の著書『ロボットの力学と制御』は推奨されることも多く〔〔、1996年に出版された『Control Theory of Nonlinear Mechanical Systems: A Passivity-based and Circuit-theoretic Approach』は学会の著述賞を受賞している〔。 == 来歴 == === 京都から東京へ === 1959年3月、京都大学理学部数学科を卒業。家族への配慮もあり、数学科出身ながらメーカー(沖電気工業)に入社する。同社では電子計算機の業務に従事。パラメトロン計算機の試作機製作などに参加し、回路製作を経験するとともに、情報理論に習熟していく。 この頃、同社で製作されたトランジスタ式のOKITAC5090が東京大学へ納入され、有本はこれのプログラムを研究するグループに参加する。当時は磁気コアメモリのビット落ちが問題となっており、有本は誤り検出訂正に取り組むことになる。有本はリード・ソロモン符号と同様の1ワード中のエラーを訂正できるアルゴリズムを考案し、1960年秋頃には実装に成功。入社2年目にはグループの主任にも就任する。 その後、有本は東京大学の南雲仁一の元で学ぼうと同大学院を受験するが、南雲から勧められて1962年2月より東京大学工学部応用物理学科〔の助手になる。東京大学では制御工学、特にルドルフ・カルマンが開拓した現代制御理論に取り組み、「可制御性」「可観測性」などの訳語も考案した。離散時間システムの最大原理に関する研究に取り組み、1967年3月には同大学で論文博士にて工学博士の学位を取得。同年4月には計数工学科〔講師に就任する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「有本卓」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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