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有毒渦鞭毛藻(ゆうどくうずべんもうそう、toxic dinoflagellate)は毒素を産生する能力を持った渦鞭毛藻である。毒を産生する藻類は珪藻・ラフィド藻・ハプト藻などの各分類群に見られるが、渦鞭毛藻のそれは特に種類が豊富であり、また微量でも著しい生理活性を示す。ゆえに学問上も、また実学(水産業)的観点からも、他の有毒藻類とは別枠で扱われる場合が多い。 == 序論 == 渦鞭毛藻は海域・淡水域共に広く分布する植物プランクトンである。渦鞭毛藻の約半分は光合成を行う独立栄養生物であり、生態ピラミッドの最底辺に位置する。残りの半分はバクテリアや他の藻類を捕食する従属栄養生物であるが、より大型の生物に捕食される点は同じである。有毒渦鞭毛藻にも独立栄養性のものと従属栄養性のものの双方が含まれる。 有毒渦鞭毛藻を魚類や貝類が捕食すると、産生された毒素が分解されずに捕食者に蓄積される事がある。毒素を蓄積した魚介類は貝毒やシガテラといった食中毒の原因となる。有毒渦鞭毛藻には水環境の富栄養化などにより赤潮を形成する種もあり、大発生した場合には特に問題視される。また船舶の航行増加と高速化に伴い、バラスト水によって他水域から持ち込まれる(持ち出される)有毒渦鞭毛藻も増加している。その為、従来貝毒が発生していなかった水域で食中毒が発生するなどの被害が報告されている〔『船舶バラスト水の処理技術の現状』 中村健治 (日本財団) HTML 〕〔『生物分布の拡散―バラスト水問題』 田口史樹 (日本舶用品検定協会) HTML 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「有毒渦鞭毛藻」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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