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朝鮮南部連続少女誘拐事件(ちょうせんなんぶれんぞくしょうじょゆうかいじけん)とは、1932年(昭和7年)から1939年(昭和14年)にかけて、日本統治時代の朝鮮の南部地域(慶尚道・全羅道地域)などで続発した連続少女誘拐事件である。1939年3月4日に発覚した河允明による連続誘拐事件〔1939年3月15日東亜日報〕など、多数の朝鮮人斡旋業者による誘拐事件が発生した。 == 背景 == ===近代朝鮮における売春業と人身売買=== 朝鮮には伝統的に妓生(기생、キーセン)という制度があり、もとは女卑・官妓であったが官吏や辺境の軍人の性的奉仕を兼ねていた〔〔梨花女子大学校韓国女性史編纂委員会『韓国女性史』第一巻、梨大出版部、1978年、p519-520〕〔朝鮮では遊女の総称を蝎甫(カルボ)といい、妓生も含まれていた。川村湊『妓生』p.43、川田文子「戦争と性」明石書店,1995年。p76-77〕が、1876年の李氏朝鮮の開国以降、日本人居留地に日本の遊郭業が進出し、近代公娼制が導入されていき、1881年以降は貸座敷業者と芸娼妓の営業規則が定められ、営業許可証の取得、課税も開始された〔 山下英愛「朝鮮における公娼制度の実施」尹貞玉編著『朝鮮人女性がみた慰安婦問題』三一新書,1992.〕。 1885年の京城領事館達「売淫取締規則」によりソウルでの売春業は禁止された〔が、日清戦争後(1895年以降)は料理店での芸妓雇用が再び公認(営業許可制)され〔、釜山、ソウル、鎮南浦等で遊郭が再形成された〔。1905年の日露戦争の勝利によって日本が朝鮮を保護国として以降、朝鮮での日本の売春業者がさらに増加した〔〔。1906年に統監府が置かれ制度が整備されるとともに遊郭、朝鮮人業者も増加した〔〔。1908年、警視庁は妓生取締令・娼妓取締令を出し、朝鮮の伝統的な売春業である妓生を許可制にし、公娼制に組み込んだ〔。取締理由は売買人の詐術によって本意ではなく従事することを防ぐためとされた〔。 1910年の日韓併合により、正式に公娼制度が導入された。1916年には朝鮮で娼妓年齢下限が内地より1歳低い17歳未満に設定された〔藤永壮「植民地朝鮮における公娼制度の確立過程―1910年代のソウルを中心に― 」京都大学大学院文学研究科・文学部・現代文化学系「二十世紀」編『二十世紀研究』第5号、2004年12月〕。第一次世界大戦前後には戦争景気で朝鮮京城の花柳界は全盛を極めた〔。 一方で、併合初期には朝鮮人女性は妻と詐称し売られていたが、1910年代後半には路上で騙され誘拐される事例が増加し、13歳の少女も検挙された〔。1920年代には売春業者に売却された朝鮮人女性は年間3万人となり、値段は500円 - 1200円であった〔宋連玉「日本の植民地支配と国家的管理売春-朝鮮の公娼を中心にして」(『朝鮮史研究会論文集』32集、1994年、pp.37-88, 緑陰書房)〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「朝鮮南部連続少女誘拐事件」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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