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木村 富美子(きむら ふみこ、1942年5月1日‐2008年1月7日)は、東京都出身の随筆家。旧姓山下。 幼少より結核、呼吸不全などの闘病生活のかたわら、三浦綾子、遠藤周作、藤沢周平らの影響を受け、数多くのエッセイを執筆。 ==来歴== 1942年、東京都池袋に生まれる。父は書道学院を経営する書家で、華族の人びとにも教えていた。 1945年、東京都西多摩郡霞村(現青梅市)に疎開。1949年、霞村小学校分教場入学。小学5年の時に疎開先から国立市に移転。小学6年になって間もなく肺結核発病し休学・留年。その後もたびたび療養所に入所。 1961年、3年遅れで東京都立立川高等学校入学。同じ高校に入学した3歳下の妹と同時入学となる。文芸部に所属し、随筆、童話を書き始める。病気と闘いながら文筆活動をした三浦綾子に傾倒。 1967年、共立女子短期大学卒業と同時に、宮内庁東宮職の夫と結婚、神奈川県相模原市に居住。ほどなく長男誕生。 1992年、「ランドセル」で日本随筆家協会賞を受賞。翌年、随筆集『巣だちの季節』を上梓。『巣だちの季節』の中から「ランドセル」「赤い靴」が高校入試問題に採用される。 1999年、慢性呼吸不全で入退院を繰り返す最中、三浦綾子が死去。これを契機にキリスト教入信。 三浦綾子追悼集『燭光』に、「三浦先生が天国に逝かれた一昨年の暮、私は受洗した。未だ先生のように、『病は神がくれた十字架』と思うまでには至らないが、主イエスが十字架上で経験されたお苦しみに比べたら、私の病気など苦しみのうちに入らない、と思えるようになった。」と述べている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「木村富美子」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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