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末広大橋(すえひろおおはし、Suehiro Ohashi Bridge)は徳島県徳島市を流れる新町川(徳島港)に架かる斜張橋。同市東部の南末広町と昭和町8丁目とを結んでいる。 同橋を支える2本の塔は昼間航空障害標識の色(紅白)に塗装されており、その姿は大阪府にある大和川橋梁(阪神高速湾岸線)のかつての姿と似ている。ちなみに大和川橋梁が1981年に完成するまでは、末広大橋が日本最長の中央支間長を有する斜張橋であった(現在では多々羅大橋が日本最長)。また水都・徳島には現在、長大橋が数多く建設され交通網が飛躍的に発達しつつあるが、末広大橋はかつて東洋一の鉄橋と呼ばれた吉野川橋(旧国道11号)と並んで、同県はもとより日本における橋梁の先駆的な存在でもあった。それ故、完成当時は日本各地から多くの見物客がここを訪れた。現在では徳島市のランドマークとなっている。ただしライトアップは実施されていない。 当該橋梁は元来、末広有料道路の核として建設されたのであるが1997年4月1日に無料開放され、現在では徳島東環状道路(徳島県道29号徳島環状線)の一部であると同時に、同市中心部を縦断する国道11号および国道55号の迂回路となっているが、阿波しらさぎ大橋の開通により、迂回路としての性質はより一層強まるであろう。なお注記すると、無料開放される以前は末広有料道路の橋梁部分のみを末広大橋と呼んでいたが、現在では旧末広有料道路の全線を末広大橋と呼ぶ傾向が強い。 == 末広大橋の役割 == (前述の通り)末広大橋は、東環状線の一部となっている。すなわち末広大橋は阿波しらさぎ大橋(2012年4月25日開通)とともに徳島市中心部(徳島本町交差点・かちどき橋など)の渋滞を解消する役目を担っている。しかしながら東環状線は未だ全通しておらず、末広大橋の本来果たすべき機能を十分に発揮できていない。なお現状では、徳島県道189号沖ノ洲埠頭線や徳島県道212号新浜勝浦線などが東環状線の未開通部分の代替機能を果たし、末広大橋を補佐している。特に、県道189号の交通量は著しく多い。これは、2003年7月末に東環状線の安宅2丁目・住吉6丁目間が暫定供用したにより、県道189号を経由しての鳴門・末広大橋間の移動が円滑化したためである。吉野川大橋(国道11号)上り線と県道189号が交わる吉野川大橋南交差点には、約3億円の建設費をかけ、鳴門方面から末広大橋へ向かう車のための左折専用レーンが新設された程である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「末広大橋」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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