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本門仏立宗 : ミニ英和和英辞書
本門仏立宗[ほん, もと]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ほん, もと]
  1. (n,n-suf,n-t) (1) origin 2. basis 3. foundation 
: [もん]
  1. (n,n-suf) (1) gate 2. (2) counter for cannons 
: [ほとけ]
 【名詞】 1. Buddha 2. merciful person 3. Buddhist image 4. the dead 
: [そう, しゅう]
 【名詞】 1. sect 

本門仏立宗 ( リダイレクト:本門佛立宗 ) : ウィキペディア日本語版
本門佛立宗[ほんもんぶつりゅうしゅう]

本門佛立宗(ほんもんぶつりゅうしゅう)は、長松清風によって開かれた、日蓮を宗祖と仰ぐ、法華系の一派である。宗派としての独立より日が浅く、新宗教に分類されることもある。
== 開祖 ==

*長松清風
長松清風(日扇)は、人生への懐疑と求道心から法華経本門の教えに帰依して出家したが、当時の宗門大勢のあり様にあきたらず、やがて独自の道を歩み、1857年(安政4年)41歳のとき京都の新町通り蛸薬師(通り)下に在家信徒のみで本門佛立講を開いたのに始まる(ただし、清風自身は深く教学を研鑚し、この時点で一度出家もしている)。
清風(日扇)の教えは、どこまでも祖師日蓮の伝えた法華経の題目(南無妙法蓮華経)を口に唱える修行を第一とし、それによって授かる目に見える現証利益を強調するものであった。正法弘通のはたらきのない寺院・僧侶の意義を認めない姿勢は、やがて徒党を組む既成寺院の僧侶からの度重なる政府当局への讒言となり、清風(日扇)は弟子とともに逮捕されること2回、遠足止めなどの弾圧を受けるが、1878年(明治11年)には清風(日扇)自ら「花洛佛立講三十三組、人数凡1万人」というほど教線を伸ばした。このため本門法華宗宗門と少なからず軋轢が起こり、1869年(明治2年)には活動の拠点としていた本能寺から退去、宥清寺を入手しここを本拠とした。
清風(日扇)の僧形・俗形の区別に本質的な差異を認めない姿勢をもって、しばしば在家主義といわれる事があるが、自身は、1868年(慶応4年)に当時の京都府の命令・斡旋を受けて本能寺で再出家した後、明治になって時を経ても特に僧籍を離れる事もなく、1881年(明治14年)には本門法華宗に教導職授与の申請を出している。(この申請は、すでに本門佛立講を開講当初の数名から1万人の大講に育て上げ、また1873年(明治6年)に妙蓮寺貫主・日成みずからが、教部省の命じた三条教則や十一兼題に対する宗門の公式見解の上申書作成を清風(日扇)に依頼するなど、その教学を含めた学識も認められていたにも関わらず、時をおかずに却下された。宗門批判、僧侶批判が嫌われたためという。)内弟子の御牧現喜(日聞)、野原弁了(日随)らも師の命で法華宗の僧籍を持ち、妙蓮寺の役僧を勤めている。
以上のことからみて、在家講としての始まりは大法弘通と宗内の改良を目的として、当時の宗内情勢に因る制約から発したことであり、出家行為そのものを敵視したものではないといえる。日扇は、この僧形俗形の区別に本質的差異を認めない姿勢を本能寺貫主・日肇から教わった、と伝えており、種子島に法を伝えた日典・日良(ともに八品派)の事跡を引いて、僧侶として法を説き、法難に遭ってついに殉教した前者を「出家形の菩薩」、日典の遺志を継ぎ、袈娑をたたんで茶人となって法をひろめた後者を「在家形の菩薩」と讃えている(日随上人手記)。
在家信者の宝前で勤まる講席は、開講以来の重要行事として続いており、在家運動的であるのは事実である。
清風(日扇)遷化の後、在家中心主義と僧侶との位置づけの問題・現世利益の強調など様々な論争を経て、離脱や分派が相次ぐ(後述)。第2次世界大戦後の1947年(昭和22年)本門法華宗から独立して本門佛立宗となった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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