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札幌市交通局10形電車は、1918年に登場した札幌市電の路面電車である。 == 概要 == 1918年(大正7年)の札幌電気軌道株式会社開業に伴い、1898年(明治31年)から1907年(明治40年)にかけて東京の月島井上工場で製造された名古屋電気鉄道(名古屋鉄道の前身)の第1号形電車(名電1号形)を購入したものである。木造4輪単車で11 - 37号(13・23・33は欠番)の24両。 購入にあたり、名古屋電車製作所にて改造が施され〔札幌市交通局はこの時の改造所を製造所と誤解したとする指摘がある。〕、裾絞り形状の車体は絞りのない直線の羽目板の車体となり、オープンだった運転台には窓ガラスが取り付けられた。開業にあたり、当初はイギリスより輸入することを目論んでいたが、第一次世界大戦の混乱で同年開催の北海道博覧会に間に合わないと判断されたため、中古車両の購入となった。運転台は窓ガラスを取り付けたとは言え、扉は装備されていなかったため冬季の運転は乗務員にとって厳しいものであった。 1927年(昭和2年)の市営化後、1930年(昭和5年)から1936年(昭和11年)にかけて全車廃車となったが1両が車籍を復帰し保存されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「札幌市交通局10形電車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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