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札幌市交通局D1000形気動車 : ミニ英和和英辞書
札幌市交通局D1000形気動車[さっぽろしこうつうきょくでぃー1000かたちきどうしゃ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ふだ]
 【名詞】 1. (1) token 2. label 3. (2) ticket 4. card 5. (3) charm 6. talisman 
: [し]
  1. (n-suf) city 
交通 : [こうつう]
  1. (n,vs) communication 2. transportation 3. traffic 4. intercourse 
: [つう]
  1. (adj-na,n) (1) connoisseur 2. authority 3. (2) counter for letters, notes, documents, etc. 
: [きょく, つぼね]
 【名詞】 1. court lady 2. lady-in-waiting
: [けい, かたち, ぎょう]
  1. (suf) shape 2. form 3. type
: [げ, き]
  1. (suf) (uk) seeming 2. giving the appearance of 3. giving one the feeling of
気動車 : [きどうしゃ]
 (n) train powered by a diesel or internal-combustion engine
: [どう]
 【名詞】 1. motion 2. change 3. confusion 
: [くるま]
 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel 

札幌市交通局D1000形気動車 : ウィキペディア日本語版
札幌市交通局D1000形気動車[さっぽろしこうつうきょくでぃー1000かたちきどうしゃ]
札幌市交通局D1000形気動車(あるいは“D1000形内燃動車”)とは、1958年に登場した札幌市電の路面ディーゼルカーである。
== 概要 ==
1958年(昭和33年)4月にD1001号の1両のみが東急車輛製造で製造された。麻生琴似といった人口増加地域への路線延伸を、変電所の増設無しに行う事を企図しており、試作車としてまずD1001号が製造された。なお、琴似方面への市電延伸は結局実現せず、後年地下鉄東西線として日の目を見る。
「札幌スタイル」と呼ばれる、330形と同一の、丸みの強い、正面1枚窓のデザインが採用された、日本初の路面ディーゼルカーであった。330形との外観の相違は、屋根上にビューゲルが無く、キセ付きの排気管が顔を出していることを除くと、エンジンと変速機を覆う台車間のスカートの丈が若干短いこと、排気管立ち上げ部の窓柱の幅が広いこと、尾灯が車体から突き出て正面を向いていることなど、わずかであった。しかし、その音は紛れも無くディーゼルカーそのものであり、警笛も他の電車が用いていたホイッスル〔日本中のほとんどの路面電車の警笛は「ラッパ」形のホーンでは無く、筒に切欠きを設けたホイッスルであった。その音色は、同じくホイッスルを装備する日本国有鉄道(国鉄)形電気ディーゼル機関車の様なかん高い音ではなく、の口を横から吹いた時に出るような、かすれたやや低い音である。近年の鉄道車両では、東京地下鉄10000系に採用されている。〕では無く、自動車のような高低2音の電気式ホーンであり、数多い電車の中にあって異彩を放っていた。
水冷直列6気筒日野自動車製DS22形バスディーゼルエンジンを床下中央部に水平(横倒し)搭載し、トルクコンバータ(トルコン)付き2速自動変速機を介して片側台車の2軸を駆動する構成であった。この台車は札幌市電初の空気バネ付き台車となった。また、変速機は小さいながらも国鉄の「液体式変速機」と同等の構造であり、国鉄のそれが「変」(変速段=トルコン域)・「中」(中立)・「直」(直結段)を手動で切替えていたのに対し、本形式の変速レバーは「変」・「中」・「自動」の3ポジションとなっており、通常走行時は「自動」を選んでおけばマスコンノッチ数と車速によって直結段に自動進段する自動車の自動変速機と同様の制御で、1速固定の「変」は札幌駅構内を横断する西5丁目陸橋、通称「おかばし」の登坂用であった。
本形式で採用されたDS22は、日野のBD系センターアンダーフロアエンジンバス(ブルーリボンと呼ばれていた)のために設計された背の低い水平シリンダー形エンジン(国鉄で言う「横形エンジン」)であり、東急車輛製造ではキハ01形レールバスで既に使用実績があったものである。
横形エンジン、トルコン、空気バネ台車の組み合わせは、国鉄の80系特急形気動車に2年先んじての採用であり、2軸駆動もキハ60形試作気動車を出し抜いた形となった。この背景には、東急車輛製造の設計陣に、キハ01形レールバスの開発過程で、国鉄側の無理解から進歩的な設計を盛り込むことができず、結果として良い製品にならなかったという後悔の念があったと言われ、このD1000形は、その無念を一気に晴らすかのごとく、非常に洗練された設計となっていた。
これに続く一連の路面気動車達は、どれも細部に至るまで丁寧なつくり込みがなされており、前例の無い車両をスマートに纏め上げた東急車輛製造と、協力を惜しまなかった札幌市交通局、その両者の意気込みが強く感じられる車両に仕上がっていた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「札幌市交通局D1000形気動車」の詳細全文を読む




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