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朱 基徹（チュ・キチョル、1897年11月25日 - 1944年4月21日）は、朝鮮長老派教会の牧師。 == 人物 == 牧会では、みことばの説教、礼典、戒規を厳正に行ったと言われている。説教では聖霊を受けることを強調した。 朱基徹はイエス・キリストが私のために十字架にかかって死んだので、自分も死を恐れず、「一死覚悟」あるのみだと語っていた。 1929年、神社参拝が偶像崇拝にあたるとして慶南老会に神社参拝反対案を提出。1935年、約200人の牧師たちに向かって説教した。そこで彼はヘロデ・アンティパスの罪を告発したバプテスマのヨハネ、ダビデに悔い改めを迫った預言者ナタン、宗教改革者マルティン・ルター 、ジョン・ノックスは「一死覚悟」を持っていたと述べた。 1938年6月末、「神社参拝は宗教ではない」と主張する日本基督教会大会議長の富田満と対峙し、神社参拝は偶像崇拝だと明言した。朱基徹にとって神社参拝は信仰と魂に関わる問題であった。朱基徹は神社参拝をモーセの十戒に反する罪だと考え、神社参拝をする者たちは地獄に落ちると信じていた。朱基徹は富田満に対し、「富田牧師、あなたは豊かな神学知識をもっておられる。しかし、あなたは聖書を知りません。神社参拝は明らかに第一戒を破っているのに、どうして罪にならないと言われるのですか。」と言った。〔『敬虔に威厳をもって』いのちのことば社〕 神社参拝を拒否した朱基徹は4度投獄され、5年間獄中にあった。その中でも義城警察署の拷問が最も酷かったという。電気ショックを受け、木刀で殴られ、生爪をはがされ、尿道にアルコールランプの芯を差し込まれた。そして信仰を動揺させるため拷問の様子は家族に見せつけられた。彼は拷問されている時でも、天皇は地獄に落ちるのかとの問いに対して、「人間はすべて同じ、天皇も、神を信じず過ちを犯せば地獄に落ちる」と答えた。 日本による凄まじい拷問の末、1944年4月21日、平壌刑務所で死亡。49歳だった。拷問で爪はすべてはがされ、遺体は骨と皮だけになっていたという。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「朱基徹」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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