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朽木藩(くっきはん)とは、近江国高島郡(その後の滋賀県高島郡朽木村、現在の高島市朽木)に存在した藩。藩庁は朽木谷城(朽木陣屋)。〔二木謙一監修・工藤寛正編「国別 藩と城下町の事典」東京堂出版、2004年9月20日発行(398ページ)〕 == 藩史 == 朽木氏は朽木谷城を本拠として代々室町幕府奉公衆を務めた。朽木元綱も足利義輝・義昭に仕え、外祖父に公卿飛鳥井雅綱を持つなど名門の血を継いだ。 織田信長が浅井長政の裏切りで危機に陥ったときに京都への脱出を助け、その後、織田信長・豊臣秀吉に仕えて2万石を有した。 元綱は関ヶ原の戦いでは当初は西軍につくが、主戦場で小早川秀秋に同調して東軍に寝返る。だが、徳川家康はその挙動に不信感を抱き本領の近江朽木は安堵したものの、その総石高は9550石に留まり、大名の資格を失った。この時点で豊臣政権における朽木藩は消滅する。 その後、朽木氏は交代寄合として遇されて、独自の陣屋を持つことを認められて大名に準じる扱いを受けた。元綱没後、長男宣綱が6470石を与えられ、残りは弟2人に分知された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「朽木藩」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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