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杉氏(すぎうじ)は日本の氏族であり、椙氏、杦氏とも書かれる。主な流派には以下のものがある。 *豊前杉氏は豊前国の武士。周防大内氏の譜代家臣。豊前(現福岡県北九州地区 - 大分県中津市域)における守護代職の世襲で知られるが、他に和泉・長門・筑前(それぞれ大阪府南西部・山口県西部・福岡県福岡地方)守護代に登用した例もある。戦国期の本拠は豊前ながら大内氏本拠の山口県域にも一族は多く、幕末の吉田松陰の実家などが知られる。応永十八年(1411年)の書状では本姓平氏〔応永18年10月7日、周防の杉弾正忠による書状に平盛重と署名されている(大日本史料7編14冊517頁 )。〕だが、系図〔日本の苗字7000傑 姓氏類別大観 多々良氏【1】 〕には大内氏と接続されているものがあり、細かな事情は不明である。 *和泉杉氏は薩摩御家人で、足利尊氏に従い肝付兼重に抵抗した杉道悟(和泉杉三郎入道)・保右(杉弥三郎)父子などが記録に残る〔大日本史料収蔵史料では杉左衛門次郎入道(6編2冊819頁 )、杉三郎入道道悟(3冊237頁 ~19冊18頁 )、杉弥三郎保右(道悟の子、3冊342頁 等・343頁 ・344頁 等)、杉伴三郎保末(5冊571頁 等)、杉弥三郎保三(6冊900頁 等)、杉五郎(16冊677頁 )〕。和泉荘(現鹿児島県出水市)下司の支族で、杉は荘園内の地名に由来する〔『島津国史』収録史料に「道悟者和泉下司之支族、杉地名在和泉荘」とある(大日本史料6編3冊239頁 )。〕。 *犬鳴の杉氏は筑前国鞍手郡(現福岡県宮若市・直方市など)の国人で、室町時代には豊前杉氏の支配下にあった。長保二年(1001年)、犬鳴川流域の豪族香井田並緒による築城に始まり、八代目の香井田重緒が治承・寿永の乱(源平合戦)での戦功により、源頼朝が平家与党の山鹿秀遠(菊池氏一族粥田経遠の子で香井田氏と同族ともされる)から没収した粥田荘の三百町を与えられたが、この際に新たな苗字として杉を授与され杉重緒を称したという〔竜徳史考 。ただしこちらの杉氏も鎮西平家との関係が示唆されていることや、豊前杉氏の一族とされる一方で香井田氏の龍ヶ岳城を拠点としていた杉連緒・杉連並などの存在からみて、豊前杉氏は犬鳴杉氏から分かれて栄えた支族であると考えるほうが自然だろう。〕。 *清和源氏足利氏族の杉氏は足利義純流である〔日本の苗字7000傑 姓氏類別大観 清和源氏義康流【1】 〕。 *清和源氏世良田氏族には出自不詳の杉氏がある〔日本の苗字7000傑 姓氏類別大観 清和源氏義重流【5】 〕。 *宇多源氏佐々木氏族にも出自不詳の杉氏がある〔日本の苗字7000傑 姓氏類別大観 宇多源氏【1】 〕。 *宮氏庶流有地氏は藤原氏後裔杉兼之流を称する〔武家家伝 宮氏 〕。 諸武将の家紋を列挙した『羽継原合戦記』には「きほたん(枝牡丹)は杉かもん」との記述があるが、上記のいずれの杉氏を指したものかは不明である。なお、以下の記事は豊前杉氏についての記述である。 ==主要人物== ===大内氏守護代=== 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「杉氏」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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