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李さん一家(りさんいっか)はつげ義春の短編漫画。 『ねじ式』、『紅い花』、『ゲンセンカン主人』、『無能の人』などとともに短編の多いつげの代表作。最後の唐突な終り方と李さんの飄々とした台詞、主人公でありながら李さん一家とはどことなく距離を置いた語り口などユニークな作風は、他の作家をも刺激するらしく、数多い漫画家が作品の中で模倣していることで知られる。 == あらすじ == ある日突然、郊外の一軒家の主人公の家の二階に在日朝鮮人と思われる李さん一家が住み着いてしまったことに派生する日常的な事件の描写である。『ねじ式』、『ゲンセンカン主人』のようなシュールなストーリー展開や、『無能の人』シリーズに見られる主観性や暗さもなく、どこか覚めた目で自分自身に起こる事件の描写が淡々と綴られてゆく。そのユーモラスな展開と、ラストシーンの唐突な終わり方によって、読者が受ける虚空に投げ出されたような空虚感が特に印象的である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「李さん一家」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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