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村木 厚子(むらき あつこ、1955年 - )は、日本の労働官僚。旧姓西村(にしむら)。厚生労働省4人目の女性局長として、2008年に雇用均等・児童家庭局長を務めた後、内閣府政策統括官(共生社会政策担当)、厚生労働省社会・援護局長を歴任し、2013年7月から2015年9月まで厚生労働事務次官を務めた。 == 人物 == 高知県出身。夫は労働省入省同期の村木太郎〔「働く女性の希望の星だった」厚労相、局長逮捕に落胆 読売新聞 2009年6月15日〕〔当時は、大臣官房総括審議官〕。2女の母でもある。 土佐高等学校を卒業し、高知大学文理学部経済学科に進学した〔村木厚子「私は泣かない、屈さない――厚生労働省女性キャリア幽囚百六十三日」『文藝春秋』88巻12号、文藝春秋、2010年10月1日、109頁。〕。社会保険労務士の父の背中を見て育ち、大学卒業後の1978年に、労働行政を管轄する労働省に入省した〔。なお、その際の国家公務員上級試験では、高知大学からの合格者は村木1名だけであった〔。 東京大学出身者の男性キャリアが多い霞が関の中央省庁の幹部の中では、珍しい地方国立大学出身の女性で、さらに厚生労働省では少数派の旧労働省出身であった。誰もが認める次官候補や、エースと呼ばれるタイプではなかったが、障害者問題を自身のライフワークと述べ、人事異動で担当を離れた後も福祉団体への視察を続けるといった仕事に臨むまじめな姿勢や、低姿勢で物腰柔らかく、誰も怒らせることなく物事を調整することができる、敵を作らない典型的な調整型官僚として有能であることが評価されていた。女性としては松原亘子に続き2人目となる事務次官就任の可能性もささやかれていた〔週刊AERA2009年6月29日(朝日新聞社)〕。 2008年には、厚生労働省雇用均等・児童家庭局長に就任した。2012年9月10日に社会・援護局長。2013年7月2日から2015年9月まで事務次官を務め退官。 2016年1月、伊藤忠商事が社外取締役に起用する方針である旨発表〔前厚労次官の村木厚子氏、伊藤忠の社外取締役に 朝日新聞2016年1月22日〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「村木厚子」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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