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村田陶苑 : ミニ英和和英辞書
村田陶苑[むらたとうえん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [むら]
 【名詞】 1. village 
: [た]
 【名詞】 1. rice field 
: [えん, その]
  1. (n,n-suf) garden (esp. man-made) 2. park 3. plantation

村田陶苑 : ウィキペディア日本語版
村田陶苑[むらたとうえん]

八塔亭二寧 村田陶苑(むらたとうえん、1905年明治36年)7月6日 - 2002年平成14年)12月5日)は京都府出身の陶芸家。勲六等単光旭日章受章。昭和の名工。
* 陶苑(とうえん)の「えん」は、草かんむりの下にわかんむりが入る。
京焼の伝統技法を駆使し、独壇場とまで言われた陶彫技術で低火度焼成による陶人形(東山人形)などを制作。中国や日本の古典、などからモチーフを得て、独特の世界観をもつ作品を生み出した。
== 来歴 ==

* 1905年(明治38年) 7月6日 京都五条坂で江戸初期創業と伝わる井筒屋の系譜をひく累世陶匠・村田家に長男として生まれる。
本名 好通(よしみち)
* 1915年(大正4年) 10歳 京都市東山区今熊野宝蔵町に住所を移す。
* 1917年(大正6年) 12歳 京都市立一橋尋常小学校卒業。 祖父・永翁(本名・熊治郎)と父・芳仙(二代永翁本名・鶴吉)から
* 陶工の基礎を学ぶ。
* 1921年(大正10年) 16歳 日本画科を志し、山元春挙画塾に通い写生技法を学ぶ。

* 1922年(大正11年) 17歳 祖父・永翁没。82歳。このころ、絵画への興味を増し、余暇はすべて日本画の研鑽に没頭。
* 1929年(昭和4年) 24歳 京都陶磁器合資会社に入社。以後2年勤務し製品見本のデザインに従事する。
* 1936年(昭和11年) 31歳 父・二代永翁没。66歳。
* 1938年(昭和13年) 33歳 京都市東山区清水に住居を移す。
* 1940年(昭和15年) 35歳 戦時下の統制経済の影響により、燃料入手が困難などから低火度焼成による陶人形の製作をはじめる。
雅号を陶苑と名乗る。(後に、苑の草かんむりの下に、わかんむりをいれた字を使用)
* 1942年(昭和17年) 37歳 京都市東山区清水の二寧坂近くに居を移し、近くに臨む八坂塔(八坂法観寺)の五重塔にちなんで
* 八塔亭二寧と称した。このころから戦時下で物資の不足がはじまり、素焼きに彩色を施した
* 陶人形(東山人形)などの制作を始める。
* 1943年(昭和18年) 38歳 第一回工芸技術保存作家の認定を受ける。
* 1945年(昭和20年) 40歳 人形置物の製作を本格化する。
* 1955年(昭和30年) 50歳 人形制作の傍ら、高火度焼成の陶芸作品の製作を再開。
* 1960年(昭和35年) 55歳 高台寺円徳院の後藤明道和尚の紹介で、北濱喜一と出会い岡部長景武者小路実篤に紹介される。
* 1964年(昭和39年) 59歳 元文部大臣で初代近代美術館長の岡部長景の勧めで、第一回個展を日本橋三越本店で開く。
* 三笠宮同妃両殿下、高松宮妃喜久子殿下ご来場。
* 1966年(昭和41年) 61歳 第二回個展を日本橋三越本店で開催。当時皇太子同妃両殿下(現天皇皇后両陛下)、秩父宮妃勢津子殿下ご来場。
* 1968年(昭和43年) 63歳 第三回個展を日本橋三越本店で開催。
* 1969年(昭和44年) 64歳 京都府伝統産業優秀技術者として、京都府知事表彰を受ける。
* 1970年(昭和45年) 65歳 第四回個展を日本橋三越本店で岡部長景氏追悼展として開催。以後個展は中断。
* 1973年(昭和48年) 67歳 京都陶磁器業界の振興発展に尽力した功績により、京都市長表彰を受ける。
* 1974年(昭和49年) 69歳 卓越技能者、いわゆる昭和の名工として労働大臣表彰を受ける。
* 1976年(昭和51年) 71歳 勲六等単光旭日章を受ける。
* 1982年(昭和57年) 77歳 岡部長景氏十三回忌を迎えるにあたり、第五回個展を銀座和光ホールで開催。
北川靖記編「八塔亭二寧 作品集」刊行。
* 1983年(昭和58年) 78歳 大阪・岸和田市民ギャラリー「自泉会館」竣工記念として「岸和田名誉市民 岡部長景氏を偲ぶ
村田陶苑展」を開く。
* 1984年(昭和59年) 79歳 第七回個展を京都高島屋で開催。

* 1989(平成元)年 84歳 京都陶磁器協同組合連合会制作によるビデオ「京焼・清水焼 色絵陶その精髄 村田陶苑の世界」を完成。

* 2002年(平成14年) 97歳 11月15日 赤絵大津絵の皿・鉢・手鉢を製作。11月24日焼成完了。絶作となる。
12月5日 老衰にて他界。
* 2004年(平成16年) 10月27日~11月9日 日本橋高島屋にて、追悼展「神の手を持つ幻の陶工 村田陶展」開催

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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