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枋迫 篤昌(とちさこ あつまさ、1953年 - )は、アメリカの実業家。社会起業家。マイクロファイナンス・インターナショナル(MFIC)元代表取締役社長兼CEO。主に南米から米国へと渡ってきた銀行口座をもたない出稼ぎ移民の送金の手助けに金融業者として取り組んだことを評価され、社会企業家支援団体アショカ財団フェローに選出された〔アショカ財団フェローページ"Atsumasa-Tochisako" https://www.ashoka.org/fellow/atsumasa-tochisako〕〔ノーベル平和賞で話題のマイクロファイナンス東京銀行出身者が米国で活躍 「支援ではなくビジネスとして成功すれば普及する」http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20061030/112688/?rt=nocnt〕。MFICは2013年11月に米国本社が解散した。 ==来歴 == *1953年生まれ。 *大学卒業後、東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)に入行 *27年間つとめ、そのうち12年間ラテンアメリカ4カ国(メキシコ、エクアドル、ペルー、パナマ)駐在を務める。26歳の頃、メキシコで語学研修を行なっていた際に現地で仲よくなった人々のあまりの貧しさに衝撃を受ける〔。 *2003年、米ワシントンD.C.を拠点に Microfinance International Corporation(MFIC)を設立〔。出稼ぎ移民にとっての送金手数料は非常に割高で、主な送金システムであるSWIFT (Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication)〔JBPress"An ex-Japanese banker's way of doing business with the FRB"(英語) http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/5195〕を利用すると、正規手数料が15%程度とられていた。また、多くの出稼ぎ移民が裏金融を使って送金しており、その結果200ドル稼いでも、南米の家族のもとには130ドル程度しか届けられないという現状があったという〔一橋大学米倉教授の連載(第4回)日本発の社会企業モデル:マイクロ・ファイナンス・インターナショナル http://www.softbrain.co.jp/mailmaga/back119.html〕。杤迫は、この状態を解決するため、3.5%の手数料で送金を可能とする小口送金システムARIAS(アリアス)を作り上げた。このような、銀行口座をもたないラテンアメリカ系移民は"unbanked"と呼ばれ、約3000万人ほどおり、仕送り額は合計で6兆円規模にわたるものだったという〔〔JB Press 「送金革命」実現した日本人バンカー金融界に挑む枋迫MFIC社長http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/414〕。 *2009年 MFICがFRBと提携し、ARIASとFRBのシステム連携が開始される〔。また、アイネスと提携し、アジア地区でもARIASの展開がはじまる〔アイネスとMicrofinance International Corporationが、「ARIAS」のアジア地区における販売総代理店契約を締結 http://www.ines.co.jp/news/2009/200907021.html〕。 *2013年3月31日、MFICが日本における資金移動業を廃止。〔2013年2月28日付官報に「資金移動業の廃止の公告」が掲載〕 *2013年11月13日、MFICが解散。〔米国デラウェア州法人登記簿、2015年7月10日閲覧〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「杤迫篤昌」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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