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東久邇宮家旧蔵本源氏物語(ひがしくにのみやけきゅうぞうほんげんじものがたり)とは、源氏物語の写本のこと。本写本はかつて東久邇宮家の所蔵であったと伝えられているためにこの名称で呼ばれている。 == 概要 == 本写本は54帖の揃い本である。現在は国立国会図書館の所蔵。写本の遊紙に押された日付印により1970年(昭和45年)2月7日の受納とされる。本写本は「東久邇宮家旧蔵本」であると伝えられてはいるものの、本写本自体にそのことを証するような蔵書印なども無く、また本写本の伝来を識す文書等も存在しない〔浜口俊裕「成立と受納について」『源氏物語の新研究 本文と表現を考える』pp.. 233-234。 〕。美しい模様が描かれた紙に書かれており、校訂の跡や注釈の記載は無く、本文のみが記されている。奥書・識語は無く、書写者は不明。本写本の本文は青表紙本系統であり〔浜口俊裕「本文は青表紙本系統」『源氏物語の新研究 本文と表現を考える』pp.. 234-237。 〕、青表紙本系統の写本中では独自異文も含まれるものの、三条西家本に最も近いとされる〔浜口俊裕「東久邇宮家旧蔵本の位置」『源氏物語の新研究 本文と表現を考える』pp.. 243-256。 〕。現在までのところ、本写本の影印本・翻刻本は作成されておらず、校本への採用もない。130本以上の源氏物語の写本の情報を集めている池田亀鑑編『源氏物語事典 下巻』に収録されている大津有一「諸本解題」にも触れられておらず、これまで本格的な調査研究をされることが無かったが、近年本写本が少なくともその一部で特異な本文を持つことが注目され、「新出の善本」として紹介されるようになっている〔浜口俊裕「新出の善本 東久邇宮家旧蔵本『源氏物語』末摘花の本文について」横井孝・久下裕利編『源氏物語の新研究 本文と表現を考える』新典社、2008年(平成20年)11月、pp.. 231-258。 ISBN 978-4-7879-2719-4 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「東久邇宮家旧蔵本源氏物語」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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