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『東京のプリンスたち』(とうきょうのプリンスたち)は、深沢七郎作の中編小説。ロカビリーに熱狂する青年たちを主人公にした作品で〔日沼倫太郎「解説」(文庫版『楢山節考』)(新潮文庫、1964年。改版1987年)〕、エルヴィス・プレスリー好きの高校生たちの自由な姿を、交互に平行して描く構成となっている〔〔栗原裕一郎・豊崎由美『石原慎太郎を読んでみた』(原書房、2013年)〕〔このように複数の作中の登場人物が、「同格」の主人公で、それぞれが交互に平行して描かれることを、サマセット・モームの『メリ・ゴオ・ラウンド』の構成にちなんで「メリーゴーラウンド方式」と田中西二郎は呼んでいる。『東京のプリンス』の同時期(前月)に発表された三島由紀夫の『鏡子の家』もこの構成になっている。〕。1959年(昭和34年)、雑誌『中央公論』10月号に掲載され、同年11月30日に中央公論社より単行本刊行された。 == 作品背景 == 深沢七郎自身もエルヴィス・プレスリーの大ファンで、プレスリーのことを「キリストの再来」と言っていたほど褒めており〔三島由紀夫「第一の性―男性人物講座 エルヴィス・プレースリー」(女性明星 1964年4月号に掲載)。のち『第一の性』(集英社、1964年)所収。〕、自身の農場「ラブミー農場」も、プレスリーの「ラヴ・ミー・テンダー」にちなんで名付けている。また、深沢は自由や旅を好み、人や物から束縛されることが嫌いで、人から貰った高価な花瓶が床に落ち、破損してしまった時に、「ああ、よかった」と手を打って喜んだというエピソードもある〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「東京のプリンスたち」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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