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東京オリンピックの開会式 : ミニ英和和英辞書
東京オリンピックの開会式[とうきょうおりんぴっくのかいかいしき]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ひがし]
 【名詞】 1. east 
東京 : [とうきょう]
 【名詞】 1. Tokyo (current capital of Japan) 
: [みやこ, きょう, けい]
 【名詞】 1. capital 2. metropolis
オリンピック : [おりんぴっく]
 【名詞】 1. Olympic 2. (n) Olympic
開会 : [かいかい]
  1. (n,vs) opening of a meeting 
開会式 : [かいかいしき]
 (n) opening ceremony
: [かい]
  1. (n,n-suf,vs) meeting 2. assembly 3. party 4. association 5. club 
会式 : [えしき]
 (n) temple service
: [しき]
  1. (n,n-suf) (1) equation 2. formula 3. expression 4. (2) ceremony 5. (3) style 

東京オリンピックの開会式 : ウィキペディア日本語版
東京オリンピックの開会式[とうきょうおりんぴっくのかいかいしき]

東京オリンピックの開会式(とうきょうオリンピックのかいかいしき、)は、東京オリンピック大会初日の1964年10月10日土曜日国立競技場で行われた開会式。前日(10月9日)は台風の接近により雨が降ったが、当日は抜けるような青空の秋晴れになった。
開会式は昭和天皇香淳皇后を始め、皇太子夫妻(現天皇・皇后)、10日前に結婚したばかりの常陸宮夫妻などの皇族が臨席し、病気静養中であった池田勇人総理大臣〔池田首相はこの時喉頭ガンで入院していたが、この開会式には病苦をおして列席した。そして14日後閉会式を病室のテレビで見た翌日に首相辞任を発表した。〕や河野一郎オリンピック担当大臣などの各閣僚、衆参両院議長、及びブランデージ国際オリンピック委員会 (IOC) 会長を始めIOC委員及び各国の来賓らが出席して行われた。参加94か国、7,060人の選手団が入場行進を行った〔NHKラジオの鈴木文彌アナウンサーの実況録音から。朝日ソノラマ 1964年11月発行〕。
== 概要 ==
開会式は以下の順序で行われた。
* 開会式の冒頭、「オリンピック序曲」(作曲:團伊玖磨)演奏。
* 各参加国の国旗が競技場の観客席の最後段にあるポールから掲揚。
* 電子音楽オリンピック・カンパノロジー」(作曲:黛敏郎)が再生演奏〔これは黛敏郎が中心になって日本各地の寺の鐘の音を録音してそれに電子音を加えて、NHKスタジオで作曲されたもの。雅楽のような雰囲気を醸し出していた。〕。
* 天皇・皇后がロイヤルボックスに着席。日本国歌「君が代」演奏。
* 入場行進曲「オリンピック・マーチ」(作曲:古関裕而)演奏開始。
* 入場行進
「オリンピック・マーチ」の演奏にのせて、防衛大学校学生が国名のプラカード〔横に二段になっており上段は英語表示、下段は日本語表示であった。〕を持って先導しつつ各国選手団が入場した〔国立競技場の北ゲートより入場。この当時は入場行進前のアトラクションは無かった。〕。
オリンピック発祥の地であるギリシャを先頭に英語のアルファベット順に入場し、キューバは日の丸の小旗を振り、1952年のヘルシンキ大会以降ずっと行われてきた東西合同のドイツ選手団が、行進曲「海を超える握手」に合わせて合同行進した〔東西ドイツの合同選手団はヘルシンキメルボルンローマと続けてきたがこの東京大会が最後となった。〕。また、冷戦下で東西対立の厳しい状況にありながら、頭文字が同じアルファベット「U」のため、アメリカ合衆国 (USA) に続いてソビエト連邦 (USSR) が入場行進を行った〔それまでは米国は「America」として早い順番で行進していたが、東京大会では正式な国名「United States of America」の略称「USA」を、ソ連は英語表記の「Union of Soviet Socialist Republics」の略称「USSR」を使った。〕。「オリンピック・マーチ」は最初のギリシャから演奏され、途中は世界的に知られた行進曲のメドレーになり、米ソが入場した時は再び「オリンピック・マーチ」に戻って、最後の開催国の日本の入場が終わるまで演奏された〔このマーチは1984年のロサンゼルスオリンピックの開会式で再び使われている。〕。
昭和天皇は、ギリシャ選手団の入場から日本選手団の入場まで終始起立しこれを迎えた。また一般客や招待された各国の外交団は、日本選手団入場の際に開催国の選手団に敬意を表するために全員起立し選手団を迎えた。
* 安川第五郎東京オリンピック組織委員会会長挨拶〔週刊サンケイ臨時増刊「東京オリンピック1964」1964年11月15日号 産経新聞社発行 22P参照〕。

* アベリー・ブランデージ国際オリンピック委員会会長挨拶。※最後に昭和天皇に日本語で開会宣言をお願いする。
* 昭和天皇開会宣言(午後2時58分)。
* ファンファーレ(作曲:今井光也)演奏〔聖火台下で陸上自衛隊音楽隊が演奏する。〕。
* 「オリンピック賛歌」〔1896年第1回アテネ大会でギリシャのサマラが作曲した曲で、その後忘れられていた曲だが、1958年に東京で開催されたIOC総会で日本側が演奏して、IOC委員に深い印象を与えて、以後五輪の開会式と閉会式には五輪旗の掲揚と貢納にあわせて演奏されることとなった。〕(作曲:スピロ・サマラ、訳詞:野上彰)合唱。
* 五輪旗の掲揚〔競技場南ゲートより海上自衛隊員が行う。この当時は現在のように元メダリストが行う慣習は無かった。〕。旗は競技場内を半周して、織田ポール〔日本初の金メダリストの織田幹雄を記念して、その時の三段跳びの記録15メートル21センチの高さのポールが競技場フィールド内に1958年に設置された。〕に掲揚する。3発の祝砲が鳴る。
* オリンピック旗の引継ぎ。イタリアの若者がオリンピック旗を持って小学生の鼓笛隊とともに入場。中央にある式台の前にてローマ市長に渡されて、式台上で市長からブランデージ会長へ、そしてブランデージ会長から東龍太郎東京都知事に渡される〔この当時、開催都市に順番に引き継がれるオリンピック旗は開会式でその開催都市に渡されて、次の回まで東京が持って、次のメキシコ五輪開会式で美濃部都知事がメキシコシティに引き渡している。現在のように閉会式で次回開催都市に引き渡すことになったのは1984年のロサンゼルス五輪からである。〕。
* オリンピックカラーの風船が多数空へ放たれる。小学生の鼓笛隊が退場。
* 聖火の入場。最終ランナー(坂井義則)がトーチを掲げながら入場〔競技場北ゲートより入場。〕し、トラックを半周した後にスタジアムの階段〔階段の段数については、文献によって163や182など複数の説がある。坂井自身は167段と聞かされていた(小沢剛「心の聖地 スポーツ、あの日から」四国新聞2010年5月11日、20面)。〕を駆け上がり、聖火台横にトーチをかざして立ち、聖火台に点火。燃え上がると同時に火炎太鼓の演奏。
* 「東京オリンピック賛歌」〔サマラ作曲の「オリンピック賛歌」ではなく、東京オリンピックの時だけに作曲された賛歌。開会式に使われる賛歌Aと閉会式に使われる賛歌Bの2曲がある。〕合唱。(作詞:佐藤春夫、作曲:清水脩
* 各国選手団の旗手が国旗を掲げながら式台前に整列。
* 選手宣誓日本選手団小野喬主将が行う。
* 放鳩。
* 日本国歌「君が代」斉唱〔開会式冒頭は演奏のみで、最後は斉唱であった。〕。
* 上空にブルーインパルスの五輪の輪を描く〔1年半を海の上で訓練したブルーインパルスF-86が貴賓席から見えるよう、スタジアム上空3000メートルに五色のスモークで直径1800メートル各五輪の間隔300メートルで五輪マークを描く。このスモークはリハーサルでは成功したことがなく、ぶっつけ本番での成功だったという。〕〔生涯最高のフライト=開会式で五輪描く-「次は下から見たい」・元空自パイロット 時事通信 2013年9月6日閲覧〕。
* 天皇・皇后がロイヤルボックスから退席。
* 選手団退場。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「東京オリンピックの開会式」の詳細全文を読む




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