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『東京タムレ』(とうきょうタムレ)は、原由子のカヴァーアルバム。2002年3月13日発売。発売元はビクターTAISHITAレーベル。 == 解説 == ベストアルバム『Loving You』から約4年8ヶ月ぶりの発売となったアルバム。この間シングルも発表されていないため、ソロワークとしてもそれ以来となる。 本作はカバー以外にもボーナストラックとして1991年の自身の楽曲「花咲く旅路」も収録された。この楽曲が収録されたのは、前年から桑田佳祐から続く(桑田のタイアップも2002年秋ごろまで続く)コカ・コーラCMソングとして使用されたことが関係している。 本作は初回盤としてのみ、Disc2に「歌ってタムレ」と題した、いわゆるカラオケバージョンの楽曲が収録された特典8cmディスクが付属されている。桑田とのデュエットで収録された「いつでも夢を」のそれぞれのボーカルを抜いたバージョンなども収録された。ジャケットやCD表面ではレコードディスクを模したデザインになっており、ここでも懐かしさを感じさせている。 本作はそれまでの原のソロアルバムと違い、プロデューサーとして斎藤誠と片山敦夫が迎えられている。両者はサザンや桑田の楽曲やライブなどでも参加しており、この後も編曲やサポートメンバーとしてサザンのアルバム『キラーストリート』のレコーディングなどにも参加している。これまでのソロ作品では、夫であり、サザンのボーカルでもある桑田佳祐がプロデューサーとして大きく関わっていたが、本作ではデュエットやコーラスで参加したのみである。同年は桑田も前年から続いて本格的ソロ活動を行い、この年の9月にはアルバム『ROCK AND ROLL HERO』、11月にはベストアルバム『TOP OF THE POPS』の発売が迫っており、その活動に専念するため裏方に廻っていると推測される。そのため、桑田のクレジットはプロデュースではなく、“Otetsudised”(お手伝い)と表記されている。 また、ビクターエンタテインメントからリリースされるCDには、親会社の日本ビクターのロゴマークである蓄音機を覗き込む犬「ニッパー君」が片隅に載るが、本作は犬ではなく“豚”が蓄音機を覗き込むイラストに「Her Master's Voice」と書かれたロゴマークになっている。“お手伝い”と共に、桑田の遊び心、そして桑田と原との信頼関係が垣間見える。 約4年ぶりのリリースとなり、前作がベストアルバムであるため、アルバムとしてでも1991年の『MOTHER』以来のリリースとなるが、年末まで続いたサザンのメンバーのソロ活動はこの年で一段落となった。桑田の『TOP OF THE POPS』の発売によってサザンのソロ活動が全て一段落した形であり、翌2003年の上半期は充電期間として活動を休止した。7月の『涙の海で抱かれたい 〜SEA OF LOVE〜』で約2年半ぶりに活動を再開させた。 本作リリースに合わせて解説された特設サイト「東京タムレ」では、それぞれの楽曲の解説や、発売された年のヒット曲など背景を詳しく説明している。タイトルになった「東京タムレ」は収録曲であり、1963年の渚エリの同名楽曲から。 主に1960年代の楽曲をカバーしており、この当時の楽曲の演奏時間はどれも2~3分と現在では短いものである。そのため、カバーしたバージョンでも楽曲がオリジナルに沿って比較的短めになっており、15曲入りでも収録時間が50分未満と短いものになっている。楽曲自体は曲の懐かしさを際立てたオリジナルに近いアレンジのものから、大幅なアレンジやロック調になったものまで様々であり、ライブを模したものもある。単なるカバーアルバムとは言い切れない個性豊かな作品であり、フォークやニューミュージックを聴いていたオールディーズ世代の人々には、懐かしい作品である。 本作でもそれまでの原のソロ作品同様、サザンではボーカル曲でも務めている担当楽器であるキーボードの演奏は少なく、ボーカルに専念している。今回も一部の楽曲ではピアノなども演奏している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「東京タムレ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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