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営団06系電車(えいだん06けいでんしゃ)は、1993年(平成5年)3月18日より営業運転を開始した帝都高速度交通営団(営団)の通勤形電車である〔鉄道図書刊行会「鉄道ピクトリアル」1993年10月臨時増刊号新車年鑑1993年版「帝都高速度交通営団06系・07系」記事。〕。2004年(平成16年)4月の営団民営化にともない、東京地下鉄(東京メトロ)に継承された。千代田線用で、1編成10両のみの在籍であった〔鉄道図書刊行会「鉄道ピクトリアル」2005年3月号臨時増刊号「東京地下鉄特集」内217頁「東京地下鉄現有車両プロフィール2005」。〕。 == 概要 == 千代田線では、1993年(平成5年)3月に実施した輸送力増強のためのダイヤ改正の際、営団受け持ちの車両運用数が一つ増えることになった〔交友社「鉄道ファン」2004年9月号「東京メトロ特集」42頁「営団地下鉄の60年」記事。〕。ただし、6000系は量産車の登場から約20年が経過しているため、同系列の増備ではなく新しいデザインの車両を製造することとなった〔交友社「鉄道ファン」1993年3月号新車ガイド1「営団千代田線用06系・有楽町線用07系」54-57頁記事。〕。 設計にあたっては、同時期に有楽町線用として製造される07系とともに21世紀の地下鉄車両の基本モデルと位置づけられ〔 、「Gentle & Mild」をメインテーマとし、列車に関わる全ての人と環境にやさしくあるよう設計した〔。人とは乗客、乗務員、保守作業員、製造作業員など車両に関わるすべての人を表す〔。環境とは車内居住空間(音・光・空調など)、社会環境(振動・騒音・リサイクル)、経営環境など車両に関わるすべての環境を指す〔。 これは、21世紀を目指した車両は「人と環境に心を配り、おだやかで上品であること」を必要としたためである〔 。このメインテーマを元にして、外観、内装、機器などを一貫した設計を実施した〔。 1992年(平成4年)12月初旬に10両編成1本が落成し、綾瀬検車区に甲種車両輸送された。同年12月16日付けで入籍し、営業運転開始は1993年3月18日から開始された〔。 千代田線と相互直通する小田急電鉄小田原線・多摩線と東日本旅客鉄道(JR東日本)常磐緩行線にも入線する。千代田線はその後も営団→東京メトロ受け持ちの車両運用数に変化がなく、2編成目以降が追加投入されることはなかった。その後経年を迎えた6000系の置き換えには16000系が新規に製造された。 東京メトロでは、千代田線で運用される10両編成の自社車両を16000系に統一する予定である〔千代田線に16000系4次車を導入します - 2015年9月15日 東京地下鉄ニュースリリース〕ことなどから、2015年(平成27年)9月22日付で廃車となった〔東京メトロの話題-銀座線1000系と千代田線06系- 岸田法眼 - 2015年8月15日 ハフィントンポスト日本版〕〔鉄道ダイヤ情報2016年4月号(No.384)p.128〕。また、2015年9月下旬には一部車両の解体が開始された〔東京メトロ06系の解体が始まる - 交友社「鉄道ファン」 railf.jp鉄道ニュース 2015年9月25日〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「営団06系電車」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Tokyo Metro 06 series 」があります。 スポンサード リンク
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