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井原笠岡軽便鉄道機関車第1号形蒸気機関車(いばらかさおかけいべんてつどうきかんしゃだい1ごうがたじょうききかんしゃ)は、井原笠岡軽便鉄道(後に井笠鉄道に改称)に在籍した蒸気機関車の1形式である。 == 概要 == 1913年11月17日の井原-笠岡間19.4kmの開業に備え、形式 機関車第壱號、記号番号 1 - 3として3両が同年10月にドイツのオーレンシュタイン・ウント・コッペル-アルトゥール・コッペル(Orensteim & Koppel-Arthur Koppel A.-G.)社で製造された〔メーカー製番 6533 - 6535。〕。 これらは井原笠岡軽便鉄道の資材調達を請け負った三井物産からコッペル社の日本総代理店であった東京のオットー・ライメルス商会(Otto Reimers & Co.)を経由して発注されており、来着した車両に貼付された製造銘板の下部には日本における取り扱い代理店としての同商会の名が明記されていた。 1912年の工事設計認可の時点では、12t級C型機として申請がなされていた。しかし、建設中に急騰した資材価格に対する予算削減策〔この際、軌条も当初30ポンド級を使用する予定であったところを1ランク落として28ポンド級に変更した。それでも資金難は完全には解決せず、このため井笠は借入金で建設資金を追加調達した。このことから、第一次世界大戦寸前の諸物価高騰と日本政府が実施した関税率引き上げの影響が甚大であったことが見て取れる。〕の一環としてグレードダウンされ、実際に来着したのは一回り小型な9t級B型機である本形式となっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「井原笠岡軽便鉄道機関車第1号形蒸気機関車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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