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航空研究所(こうくうけんきゅうしょ)は、かつて存在した日本の研究所で、東京帝国大学(現東京大学)が航空機の基礎的学理に関する研究を行うために創設した。 == 概要 == 1931年(昭和6年)5月、昭和天皇の臨幸を仰いで開所式が行なわれ、同年7月に創設。 他の陸軍航空本部技術部(東京府立川)、海軍航空廠(神奈川県田浦)のように、航空機の設計、製作を直接に主眼とする研究施設とは異なる。 東京市深川区越中島にあって関東大震災に遭遇し、のち東京府目黒町駒場に移った。 航空研究所としては外観、内容、ともに欧米のそれに優るとも劣らない、日本の学術施設としては屈指の大施設であった。 所長の下、研究をおこなう所員(帝国大学教授、助教授、陸海軍佐尉官、同相当官から補せられる)があり、これを助ける技師、技手以下職員(昭和初年300名弱)がいた。 所内は、物理部、化学部、冶金部、材料部、風洞部、発動機部、飛行機部、測器部、航空心理部などに分かれ、研究成果は『航空研究所報告』(不定期刊行)、『航空研究所彙報』(月刊)に発表された。 敷地は17000坪、建坪4000坪、昭和7年度の経常費63万円。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「航空研究所」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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