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御物本源氏物語(ぎょぶつほんげんじものがたり)とは、鎌倉時代中期に書かれた源氏物語の写本である。 == 概要 == 「御物本」とは、代々の天皇に伝えられてきた天皇の所有物(御物)であることを意味している。実際に保管されているのが京都の京都御所内にある東山御文庫であるため「東山御文庫本」や「東山文庫本」とも、また当時のさまざまな著名な人物によって書かれた巻々を取り合わせた写本であるため「各筆源氏」とも呼ばれる〔東山文庫には、この「御物本」以外にも後醍醐天皇、足利尊氏、二条為明、慶雲、浄弁、吉田兼好、頓阿の七人の筆になるとされることから「七毫源氏」と呼ばれる四十四帖が現存する源氏物語の写本が含まれている。〕。源氏物語大成には写本記号「御」として採用されている。すべて鎌倉時代中期の書写であり、現在は巻により多少寸法の相違はあるものの、全帖にわたって同じ胡蝶装の表紙をつけられているが、最初から現在のような組み合わせでの一組の写本にするために書かれたのかは不明であり、もともと別の組み合わせの写本のそれぞれ一部であったものをある時期に取り合わせたものである可能性も唱えられている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「御物本源氏物語」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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