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東條英機自殺未遂事件(とうじょうひできじさつみすいじけん)は、第二次世界大戦に敗北した枢軸国である日本の指導者のひとりであった東條英機が、戦勝国となった連合国によって逮捕拘束されることになった1945年(昭和20年)9月11日に、拳銃自殺を図ったが、未遂に終わった一件である。 == 経過 == ポツダム宣言を受諾した8月15日に、現職の陸軍大臣阿南惟幾が割腹自決し、宇垣纒海軍中将が玉音放送後に特攻するなど、指導層の自決が続いていた。東條の娘婿で宮城事件の首謀者のひとりであった近衛第一師団の古賀秀正少佐も自決した。 東條は隣家の医師に頼んで心臓の位置を教えてもらい、心臓部分に墨で黒い印をつけてもらっていたが自決には踏み切っていなかった〔太田尚樹『東条英機阿片の闇 満州の夢』、260頁、角川学芸出版、2009年〕。身辺を整理し、自らの戸籍から長女と三男〔当時の戸籍は家制度であり、戸主のもとに一族全員の戸籍が編纂されていた〕を分家させ、次女と三女は10月に夫人の実家の養子にしたため、東條家の戸籍には夫妻と家督相続人の長男一家しかいなくなった〔朝日新聞1945年11月20日朝刊〕。東條は次女と三女は夫人の実家にいかせるなど、子供らを家から避難させたが、夫人は夫の勧めにもかかわらず自宅を離れなかった8月22日に片倉衷202師団長が訪れた際、東條は「裁判でも何でも行って堂々と所信を述べるつもりである」「戦争に対する全責任は自分が執るためにも敢えてこの道を選んだ」「しかし、連合軍がなすべき道を履らず、不当な処置(捕虜の取扱いをするが如き)をとるときは俺は自ら処するの覚悟がある」と語っている〔上法快男『東京裁判と東條英機』148頁〕。 東條は外務大臣の重光葵に対しても「戦争犯罪者となることは飽く迄拒否するも、戦争責任者としては如何なる裁判をも辞せず堂々と所信を披歴し其の全責任を背負ふべし」と伝えていた〔『続 重光葵手記』298頁〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「東條英機自殺未遂事件」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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