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竜(りゅう、りょう、たつ、龍)は、神話・伝説の生き物。英語のdragonとの違いはドラゴン参照。 旧字体では「龍」で、「竜」は「龍」の略字である〔『大漢語林』 大修館書店〕が、古字でもある〔『新明解漢和辞典 第四版』966頁、三省堂〕。「龍」は今日でも広く用いられ、人名用漢字にも含まれている。 ドラゴンの訳語として「竜」が用いられるように、巨大な爬虫類を思わせる伝説上の生物全般を指す場合もある。さらに、恐竜を始めとする化石爬虫類の種名や分類名に用いられる saurus(、トカゲ)の訳語としても「竜」が用いられている。このように、今日では広範な意味を持つに至っている。 == 中国の竜 == 中国の竜は神獣・霊獣であり、『史記』における劉邦出生伝説をはじめとして、中国では皇帝のシンボルとして扱われた。水中か地中に棲むとされることが多い。その啼き声によって雷雲や嵐を呼び、また竜巻となって天空に昇り自在に飛翔すると言われ、また口辺に長髯をたくわえ、喉下には一尺四方の逆鱗があり、顎下に宝珠を持っていると言われる。秋になると淵の中に潜み、春には天に昇るとも言う。 中華人民共和国内モンゴル自治区東南部、遼寧省西部に紀元前4700年頃-紀元前2900年頃に存在した紅山文化の墳墓からは、ヒスイなどの石を彫って動物などの形にした装飾品が多く出土している。 恐竜など大型動物の化石は竜の骨(竜骨)と信じられ、長く漢方の材料として使用された。 竜を意味する辰は、十二支における12種類の動物の一つである。また、竜生九子という9つの子を産んだという。 青木良輔は、竜の起源は、古代に長江や漢水に残存していたワニの一種(マチカネワニ)であり、寒冷化や人類による狩猟により絶滅した後、伝説化したものだと主張している。これは現在残っている竜の図像の歴史的変化からも窺えるとのことである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「竜」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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