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豊能町(とよのちょう)は、大阪府豊能地域に位置する町。本項では町制前の名称である東能勢村(ひがしのせむら)についても述べる。 ==地理== 大阪府北西部、京都府と兵庫県の接点に位置する。また北摂山系の中にあり、標高が高いことから隣接する能勢町とともに「大阪の軽井沢」、あるいは寒冷であることを強調して「大阪の北海道」「大阪のシベリア」などと称される。該当する地域(東南部一帯)の標高は400m〜600m程度に位置しており、大阪府中心部より概して3°C程度は気温が低い。また、北摂山系に含まれることから冬季はバスが運休するほどの降雪に見舞われることもあり、温度は氷点下になることもある。一方、西地区一帯では標高200〜300mであり、東地区に比べて降雪量が少ない。町域のほとんどが旧令制国の摂津国であり旧能勢郡であるが、高山地区は旧三島郡清溪村から編入された地域であり、旧島下郡である。また、牧・寺田両地区は京都府亀岡市から編入された地域であり、旧丹波国桑田郡である。 町域は妙見山山塊(妙見山〜光明山〜天台山)を隔て西地区と東地区に二分される。元は西地区は吉川村、東地区は東能勢村として独自に発展してきた。妙見山は標高660mにも上るため、西地区と東地区は未だに町内だけで移動できる道路がなく、以前は最短ルートを通っても初谷川の渓谷沿いを登って清滝から野間峠に下りるか、吉川峠から天台山を経て川尻へ抜ける等の山道ルートのみであった。川西市黒川、能勢町野間中〜野間峠を経る国道477号〜府道4号・605号ルートであれば、県境を越える道のりとなる。このように、能勢町と兵庫県川西市の2つの他の市町を通過しないと行き来ができなかったが、2007年5月30日に開通した止々呂美東西線の開通により、箕面市を通過することになるものの山道の峠越えは解消され、大阪府域のみで通行することが可能となった。なお、西地区の西端(旧吉川大字保谷周辺)は一庫ダムの一部に属する。 西地区は鉄道で市街地に出ることができ、道路も市街地までの山道区間は比較的短い。東地区は鉄道がなく、道路も比較的長距離の山道走行をしないと市街地に出ることができない。 また東地区南東部の高山地域は「隠れキリシタンの里」としても有名。高山右近の生誕地でもあり、東地区の隣接地域である茨木市千提寺地区には隠れキリシタンの資料館・茨木市立キリシタン遺物史料館がある。また、高山地域の一部は北摂霊園の敷地内となっており、また将来開通する新名神高速道路についてはこの高山地域南部を掠る程度で通過する。 東地区は、箕面市止々呂美や茨木市見山(忍頂寺・車作など)・亀岡市東別院町・西別院町などと広い範囲で繋がりが深い。 西地区は川西市との繋がりが大きく、川西地区の開発・発展の恩恵を多大に受け、止々呂美東西線の開通により箕面市止々呂美、森町との繋がりも持てるようである。また吉川地区と能勢町は国道477号を通して繋がっている。 *川:余野川、初谷川、箕面川 ほか *山:妙見山、高代寺山、戸知山 ほか 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「豊能町」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Toyono, Osaka 」があります。 スポンサード リンク
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