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東芝メディカルシステムズ株式会社(とうしばメディカルシステムズ)は医療機器メーカーである。2016年3月までは東芝グループであったが、キヤノンの子会社となる予定。 == 概要 == 東芝グループでの社会・インフラ部門の中核をなしていた。医療機器関係では、X線CTなどの医用機器の世界的メーカーで、数多くの医療機器を展開している。単純X線撮影診断装置、X線TV装置、CT、MRI、超音波画像診断装置(いわゆるエコー)、RI(核医学)などを手掛ける。内視鏡の販売はフジノンとの合弁で設立した、フジノン東芝ESシステムに移管した。 その他、レセプトコンピューター、電子カルテ、PACS、検診システム、アンギオ装置、検体検査システムなども扱う。 医療機器の製造販売では日本1位、世界4位。日本のCTシェア60%、エコーシェア35%ともに1位。同業の日本光電工業と業務提携している。 1975年、CTを発明したEMIのいわゆるEMIスキャナを輸入し、東京女子医科大学などに設置。日本で初めて稼動したCTとなる。その後、CTを自社開発。ヘリカルスキャン、マルチスライスを導入してスキャン時間を短縮した。 2012年にイングランド・プレミアリーグのサッカークラブであるマンチェスター・ユナイテッドFCと5年間の医療機器による協賛契約を結び公式パートナー(Official Medical Systems Partner)となった。 2015年に医療機器事業として100周年を迎えた〔100th Anniversary Our Promise ~ 東芝ヘルスケア事業100周年 東芝メディカルシステムズ株式会社〕。 2015年12月21日に親会社の東芝が発表した「新生東芝アクションプラン」では、当社に外部資本を受入れることとされた〔「新生東芝アクションプラン」の実施に伴う当社の外部資本受け入れについて 東芝メディカルシステムズ株式会社、2015年12月21日〕。2016年3月17日に、東芝からキヤノンに全株式が譲渡され、東芝の子会社でなくなった。ただし主要各国の競争法規制がクリアされるまでは、一時的に第三者であるMSホールディング株式会社が議決権を保有し、クリアされた時点でキヤノンの子会社となる予定〔医療子会社、6655億円で売却=東芝、キヤノンと契約-白物家電は中国・美的に 時事通信、2016年3月17日〕〔東芝メディカルシステムズ株式会社の売却について 株式会社東芝、2016年3月17日〕。 重粒子線がん治療装置は事業再編の対象とはならずに引き続き東芝本体が担当する〔東芝が見せた意地、原子力技術を医療へ 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「東芝メディカルシステムズ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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