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杵築盆踊り(きつきぼんおどり)とは、大分県杵築市のうち、旧杵築市域に伝わる伝統的な盆踊りである。伴奏は太鼓のみの素朴な踊りであり、江戸時代以前より行われている大変歴史のある盆踊りである。踊りの種類はそう多くはないものの、杵築市のうち山香、大田で踊られる山家踊りにくらべると同じ踊りでもテンポがのろく、優雅に踊るのが特徴である。娯楽的な意味合いもあるが、山家踊り同様に供養踊りの性格を色濃く残している。 == 概要 == 櫓の周りを時計回りに進む、輪踊りである。通常櫓の上で音頭取りが唄い(「口説く」という)、踊り手がお囃子をつけるが、場合によっては櫓の下で囃し方がお囃子をつけることもある。伴奏は太鼓のみであり、太鼓は櫓の下に置かれる。なお、戦前は市街地において三味線が用いられたこともあった。三つ拍子、六調子、セーロの三味線はただ唄の節をなぞるだけで、さえもんの三味線もあしらい程度であり、さえもんはともかく、三つ拍子や六調子の三味線は後付けである。元来は太鼓のみの伴奏であったので、今は古い形に戻っているといえる。山家踊りと同じく音頭取りの交代の際には「つなぎ文句」によりまったく唄が途切れない。 杵築盆踊りは複数の踊り(唄)で成り立っているが、踊りを切り替える際にも「切り替えの文句」によって、まったく唄が途切れることなく次の踊り(唄)に替わる。三味線をつける場合は、六調子と三つ拍子、セーロが本調子、さえもんが二上りなので、さえもんに切り替える場合は調弦を行う必要があった。この名残で、現在も市街地においてはさえもんは最後に踊る。 現在は、途中休憩を挟んで1時間半ほど踊ってお開きとなる。大抵途中で配られる団扇に番号が書かれてあり、踊りが終わると抽選もしくはプレゼント交換が行われ、先祖供養や初盆供養だけでなく、近隣住民の交流、レクリエーションの場にもなっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「杵築盆踊り」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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