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松永記念館(まつながきねんかん)は、日本の美術館である。所在地は神奈川県小田原市板橋。 == 概要 == 実業家で茶人としても知られる松永安左エ門が、1959年(昭和34年)2月25日に、自ら蒐集した古美術コレクションを、広く公開する目的で財団法人松永記念館を創立。公開のために建てられた施設が、現在の松永記念館の原点である。松永没後も遺志を引き継いだ財団によって施設等は維持されたが、1979年(昭和54年)、運営難によって財団は解散。コレクションの大半は福岡市美術館に引き取られ、土地・建物は小田原市に寄付された〔古美術品の一部は京都国立博物館および愛知県陶磁資料館の所蔵となっている。京都国立博物館蔵の国宝「釈迦金棺出現図」は松永記念館の旧蔵品である。〕。 土地・建物の寄付を受けた小田原市は翌1980年(昭和55年)10月1日に、小田原市城内にある小田原市郷土文化館の分館として松永記念館を開設。郷土文化館が所蔵する美術品等を展示する施設として利用されることになった。 また、晩年を板橋に暮らした作家・中河与一のコレクションや、近代小田原三茶人と呼ばれる益田孝(鈍翁)、野崎廣太(幻庵)、松永安左エ門(耳庵)の遺品を蒐集・展示している。 庭園は西洋シャクナゲの大木、池に浮かぶスイレン、菖蒲、藤、椿、梅など四季折々の花々と、随所に奈良・平安時代の石造物が点在し、「日本の歴史公園100選」に選ばれた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「松永記念館」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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