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松浦 理英子(まつうら りえこ、1958年8月7日〔松浦理英子(まつうら りえこ)とは - コトバンク 〕 - )は、日本の小説家。 == 来歴・人物 == 愛媛県松山市生まれ〔『奇貨』 (松浦理英子 著 〕。父親の勤務の関係で、幼少期を四国地方の各地で過ごす〔「月刊カドカワ 1995年11月号」〕。中学生の時に香川県丸亀市に移り、丸亀西中学から大手前高校を経て、青山学院大学文学部仏文科卒業〔裏ヴァージョン 文春文庫 : 松浦理英子 | エルパカBOOKS 〕。10代よりマルキ・ド・サド、ジャン・ジュネなどを愛読し、仏文科を志望したのもジュネを原語で読むためであった。大学在学中の1978年、「泣き屋」と「笑い屋」との奇妙な交流を描く「葬儀の日」で文學界新人賞を受賞、芥川賞候補になる。1987年、レズビアンを描いた『ナチュラル・ウーマン』が中上健次の絶賛を受け注目される。 1993年11月、河出書房新社より長編小説『親指Pの修業時代』を上下巻で刊行。同作品は右足の親指がペニスになってしまった女性の遍歴を描き、「ペニスを男根主義から解放する」ことを謳った。1994年、女流文学賞受賞。同作品はベストセラーとなり、映画化の話が持ち上がった。また、2009年には講談社インターナショナルより英訳版『''The Apprenticeship of Big Toe P''』が刊行された。翻訳はマイケル・エメリック。 小説、エッセイとも一貫して、性愛における「性器結合中心主義」への異議を唱え続けている(一般的な意味での「フェミニスト」ではない)。寡作な作家であり、『親指Pの修行時代』から次作『裏ヴァージョン』まで7年、『犬身』までさらに7年が費やされた。2007年発表の『犬身』では、子犬に転生した女性を通じて種を超えた愛情を描き、翌年に読売文学賞を受賞した。現在は文學界新人賞(2007年 - )、野間文芸新人賞(2008年 - )選考委員。 犬好き。また女子プロレス愛好家であり、特にブル中野のファンである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「松浦理英子」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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