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板垣彗星(いたがきすいせい、Comet Itagaki)は、2009年に発見された長周期彗星。 == 発見 == 超新星の発見で知られる山形県のアマチュア天文家板垣公一は、栃木県高根沢町に設置した自身の観測所で、彗星捜索用望遠鏡(21cmf/3.0反射、CCD、写野2.2度)を使用して、2009年3月14日19時過ぎ(JST)にくじら座を撮影した2枚の画像上に新彗星を発見した。発見には、北海道札幌市のアマチュア天文家金田宏が開発した移動天体検出用のソフトウェアが使用された。 発見時の光度は12等級で、弱い中央集光がある約70秒角のコマと南南東に尾があるように見られた。板垣は、観測所にある別の30cmf/7.8反射望遠鏡によって新彗星を直ちに確認し、九州大学の山岡均を通じて国際天文学連合電報中央局に報告した〔星ナビ.com - 新天体発見情報 054(2009年3月) 〕〔『天文年鑑2010』260-261頁〕。 新彗星は報告後各地で確認され、1日後の15日夕刻(JST)には新彗星発見が公表〔CBET 1721: 20090315 : COMET C/2009 E1 (ITAGAKI)〕〔IAUC 9026: C/2009 E1〕された。 板垣の彗星発見は、2008年の205P/ジャコビニ彗星(再発見)以来であり、この発見の際にも金田のソフトウェアが使用された。また、日本人名の付いた新彗星の発見は、2002年12月に発見された工藤・藤川彗星(C/2002 X5)以来6年半ぶりであった〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「板垣彗星」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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