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板皮類(ばんぴるい、英:Placoderm)は、古生代デボン紀に世界中の海域で繁栄した原始的な魚類の一群である〔『魚学入門』 pp.1-5〕。脊椎動物亜門の下位分類群の一つ、板皮綱(学名:)に所属する魚類の総称として用いられる。ほとんどの仲間はデボン紀末期までに姿を消し、ミシシッピ紀(石炭紀前期)に完全に絶滅した〔。棘魚類〔棘魚類は板皮類よりもやや早いシルル紀前期に現れ、ペルム紀まで生きていた。〕に比べても、存続した期間は短かった。 == 概要 == 板皮類は4億年以上前のシルル紀後期に出現したとみられるが、この時期の地層からの報告はごく少数で、知られている化石種の大半はデボン紀のものである。同時代に淡水域で繁栄した棘魚類とは対照的に、板皮類は海で多様な種分化を遂げ、ほぼ全世界の海域に分布していた。一方で、胴甲目の仲間や節頸目の1科など、一部の種類は淡水魚であったことが示唆されている〔。 多くは上下に平たく縦扁した体型をしており、水底付近で暮らす底生魚であったと考えられている。ダンクルオステウスなど最大で6mを超える大型種も知られているが、ほとんどの仲間は体長1m未満であった〔。デボン紀後期に起きた生物の大量絶滅でほぼ姿を消し、軟骨魚綱の魚類にその地位を急速に奪われることになった。この時期を生き延びたごくわずかな系統も、続く石炭紀前期(ミシシッピ紀)に完全に途絶えたものとみられている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「板皮類」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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