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林 京子(はやし きょうこ、1930年8月28日 - )は小説家。本名は宮崎京子。 == 略歴 == 1930年8月28日、長崎県長崎市出身。誕生の翌年、父(三井物産社員)の勤務地・上海に移住し、1945年に帰国し、長崎県立長崎高等女学校3年に編入学。同年8月9日、市内大橋にある三菱兵器工場に学徒動員中、被爆した。爆心地に近かったが奇跡的に助かったと言われている。長崎医科大学附属厚生女学部専科中退。1963年被爆者手帳を受ける。 被爆からおよそ30年を経て、その体験をモチーフに書きつづった短編『祭りの場』(『群像』1975.6)で第18回群像新人文学賞、および第73回芥川賞。実質文壇へ登場するきっかけとなった同作は芥川賞選考委員の井上靖らに激賞を受けるが、逆に安岡章太郎は「事実としての感動は重かったが、それが文学としての感動に繋がらなかった」と受賞に対して批判的であった。 受賞後に執筆した、十二の短編からなる連作『ギヤマン ビードロ』にて芸術選奨文部大臣新人賞受賞の内示を受けるが、「被爆者であるから国家の賞を受けられない」として辞退〔「祭りの場・ギヤマン ビードロ」文芸文庫『作家案内(金井景子著)』〕。その後も自身の被爆体験や家庭における問題、上海での少女時代などをもとにした作品を展開していく。 1983年『上海』で女流文学賞、1984年『三界の家』で川端康成文学賞、1990年『やすらかに今はねむり給え』で谷崎潤一郎賞、2000年『長い時間をかけた人間の経験』で野間文芸賞、2006年『その全集に至る文学的功績』を評価され、2005年度朝日賞を受賞。 原爆を特権化する姿勢があるとして批判もあり、中上健次は「原爆ファシスト」と呼んだことがある〔『群像』1982年2月「創作月評」〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「林京子」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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