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枝 : ウィキペディア日本語版
枝[えだ]

(えだ、branch)とは、
* 草木のえだ〔デジタル大辞泉「枝」〕。植物の主たる幹から分かれた茎〔大辞林〕。(多年生の維管束植物の)から分かれた広辞苑 第五版 p.295「枝」〕。
* ものの“本”(本筋・本体など)から別れ出たもの〔。「枝道〔」
== 概説 ==
枝とは、草木(植物)の幹から分かれた茎、あるいは分かれた茎や葉の総称である。人々に馴染みの深いのは樹木の枝である。が、広義には、藻類などの、分枝構造で樹木の枝に外観が似ているものもこの名で呼んでいる〔。→#植物の枝
人は、身近なことを用いて概念的なことや高度なことを理解する〔こうしたことを学術的には概念メタファーとも言う。〕。人にとって草木は身近なものであり、様々なことをしばしば草木の枝になぞらえて理解している。
漢字では木の根元部分や中心部分(幹の部分)を示すために、「木」の字の縦線の下方に横向きのしるしをつけ「本」と書く。
戦国時代の武士は、日ごろ拠点にしている本城(根城)に対して、その他にある枝城と呼ぶことがあった〔出城とも〕。中世や近世の日本において、新田を開発したことで元の村(本郷、元郷)から分出した村を枝郷と言った。
枝を英語ではbranchと呼ぶわけであるが、英語でbranchと呼ばれているさまざまなことが、日本語では木偏(きへん)抜きのの漢字があてられていることや(支流支線支社)、の漢字があてられて表現されていることがある(分岐など)。→ブランチ

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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