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架橋戦車(かきょうせんしゃ)は、戦車のシャーシに橋梁を乗せ運搬するものであり、必要に応じて橋梁を後架・設置する能力を有する車両である。それにより設置される橋梁は、通常、その軍の主力戦車が通行できる設計となっている。また、主力戦車を改造し架橋戦車としている例も少なくない。 戦場における架橋の設置は工兵の任務であるが、陸軍の機械化・進撃速度の増加に従い、戦車も通行可能な架橋機材を前線で迅速に展開する必要が生じた。それにより、架橋戦車の開発が行われるようになった。 架橋方式には、さまざまなものがある。車体上部に搭載した橋梁機材を車体前方または後方へ、そのまま対岸へ押し出す方式(スライド式)、2つ折にたたまれている架橋を、広げながら対岸へ渡す方式(シザース式)、上下に切り離された左右のパーツを重ねて、滑らせながら合体させる方式(カンチレバー式)、さらには車体そのものを橋梁として利用する方式もある。具体例としては、陸上自衛隊の91式戦車橋も架橋戦車であり、車体上部に折りたたまれた橋梁を搭載し、長さ20m(有効長18m)の橋をかける能力を持つ。なお、車体の全長は10.9mであり、車体長の倍近い架橋能力を持っている。 史上初の架橋戦車は第一次世界大戦中のイギリス軍の戦車であるマーク I 戦車を改造したものである。また、第二次世界大戦においてもIV号戦車やチャーチル歩兵戦車を改造した架橋戦車が開発されている。大日本帝国陸軍でも、超壕機という架橋戦車や、架橋機能に加え地雷除去やブルドーザー、火炎放射器の機能を一つにまとめた装甲作業機という車両を開発している。現在の軍隊においても架橋戦車は数多くの種類がある。 == 現在の主な架橋戦車 == 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「架橋戦車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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