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柱状図(ちゅうじょうず)とは、ある地点の地質断面図のことである。 ボーリング調査の際に採取される地表から到達点までの土壌のサンプル(ボーリングコア)から作られる柱状図、野外地質調査(フィールドワーク)においてある地点の露頭を観察して作られる柱状図、などの種類がある。 柱状図の作成は地質学の基本となっており、複数地点間での柱状図を対比し、地質図の作成や地質構造の推定を行う。 == ボーリング柱状図 == ボーリング調査結果で得られた情報を提供する柱状図は、地点情報、掘削情報、孔内水位、ボーリングコア観察結果や標準貫入試験、孔内水平載荷試験、弾性波速度検層(PS検層)、ルジオン試験等の原位置試験の他、基礎的かつ重要な地質情報が図示される。 柱状図の様式は目的別に記載事項が異なり、地盤工学会様式、JACIC(JApan Construction Information Center:ジャシックと読む)様式、客先様式、地質調査会社独自様式、地すべり調査用(土木研究所、地すべり調査用ボーリング柱状図作成要領(案)による)などがある。 公共事業では、CALS/EC推進による「電子納品に関する要領・基準」に従い、JACIC様式に統一されつつある。JACIC様式のボーリング柱状図には、調査を対象とする地質によって、「岩盤用」「土質用」の2種類があり「ボーリング柱状図作成要領(案)」に準拠して作成されていた。現在は、調査目的別の要求を取り入れた「地質調査資料整理要領(案)」が発行されている。
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