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柱絵(はしらえ)とは、江戸時代に描かれた浮世絵の様式のひとつ。柱に飾るため、極めて細長い画面に描いた浮世絵を指す。柱隠し、柱掛けともいわれる。 == 解説 == 直接柱または壁に貼り付けるか、簡単な軸装にして掛け、時代を下ると次第に後者のほうが多くなったようだ。また、衝立や屏風、襖・障子類に貼交ぜられることもあり、現在でもその痕跡が残る遺品もある。そのため概して保存状態が悪く、人気絵師の作品でも現存数は少ない。この柱絵の極端に縦に細長い画面に見事に構図を収めた点は外国人を驚かせた。 画題は美人画が多いが、他に役者絵、山水風景、故事説話を題材にしたものや縁起物等がある。美人画の場合、縦長の構図を活かした立姿のものが多く、なかには湯上がり姿や強風で白い脛を露わにした「あぶな絵」的な作品も含まれる。画面が異様に縦長という制約を、特殊な画題や、画面構成の工夫によって乗り越えようとしため、かえって面白味のある作品となることも多かった。川又常正の「十六人図」などはその良い例といえる。この図は十六人の様々な階層の人々を十六羅漢に見立てて描いたもので、その頭部のみを縦長の画面にびっしりと配置して、奇怪な趣を持つユーモラスな作品である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「柱絵」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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