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『元禄太平記』(げんろくたいへいき)は、NHKが1975年1月5日から12月28日に放送した13作目の大河ドラマ。忠臣蔵をテーマにした大河ドラマとしては『赤穂浪士』(1964年)に続き、第2作目にあたる。 == 概要 == 忠臣蔵事件を5代将軍徳川綱吉の側用人・柳沢吉保の側から描くという、当時としては斬新な切り口の作品となっている。もっとも、実際の放送では大石内蔵助及び柳沢兵庫のほうが人気があったという逸話も残る。 原作は南條範夫による書下ろしで、放送同年の1975年に日本放送出版協会から刊行されたが、後に角川書店、徳間書店より文庫版が刊行された。なお、南條作品の大河化は本作が唯一。 今作品における松の廊下事件の原因は、塩田経営の成功を試みる吉保に取り入るため、吉良が浅野に領地替えを勧めたのを浅野が拒否したことから、吉良が浅野に嫌がらせをしたことになっている。 山鹿流陣太鼓というものは実在しないという史実に基づき、本作品の討ち入りシーンでは陣太鼓が使われていない。また赤穂浪士による討ち入りの回が12月14日に放送された。なお、大河ドラマの忠臣蔵を題材にした作品の中で、第47回の放送回で直接討ち入りが行われなかったのは2015年現在では本作のみである。 このドラマの撮影現場に、放送期間中に来日したエリザベス2世が見学しに来た。本編の映像はVTRで撮影が行われたが、この見学映像はフィルムで残されており、2015年2月23日放送のおはよう日本で公開された(この中では石坂のインタビューも公開されている)。 1992年に放送された「腕におぼえあり」では、石坂浩二と江守徹が本作と同じ役で出演している。石坂は1994年には映画「四十七人の刺客」でもみたび柳沢を演じた。 最高視聴率41.8%、平均視聴率24.7%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)〔ビデオリサーチ NHK大河ドラマ 過去の視聴率データ 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「元禄太平記」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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