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柴橋 頼綱（しばはし よりつな：別名 橋間勘十郎、（弘治4年〈1558年〉 - 天正12年〈1584年〉）は、戦国時代から安土桃山時代の寒河江氏の執政。大江氏宗家出羽吉川氏から柴橋氏に入る。吉川元綱の三男で寒河江高基の弟。 == 生涯 == 大江氏宗家である出羽吉川氏元綱の三男で柴橋楯の楯主をつとめ、橋間勘十郎を名乗った。寒河江氏17代兼広の執政となり、兼広死後男子がなかったことから、兼広の娘と兄である寒河江高基の縁談を仲介し、高基は寒河江氏18代を継いだ〔寒河江兼広が最上義康（天正3年（1575年）生）の婿入りを約束したとすると、天正4年（1576年）高基の買地安堵状が現存するため、天正3年～天正4年に寒河江城主になったと推定される。（『寒河江市史 上巻』p.739）〕。しかし、寒河江兼広と最上義光の間には義光の子最上義康を婿として寒河江氏を継がせる約束があったことから、両家の間には確執が起こった。天正12年（1584年）6月7日最上義光が寒河江荘北方を領する白鳥長久を誘殺し間髪を入れず3千の兵で白鳥氏の本拠谷地城に攻め込んだ。寒河江から柴橋頼綱も救援に駆けつけ、白鳥氏との連合軍2千の兵で当たるものの破られ、数日のうちに谷地城は落城してしまう。時を置かず、義光が寒河江城攻撃の態勢を整え押し寄せると、柴橋頼綱は白鳥氏旧臣を糾合して最上川を越えて最上氏の陣に攻め込み、須川を越えて中野の出城（中野城）まで到達した。義光は策を巡らせ、偽りの退却と鉄砲隊の伏兵によって頼綱は打ち取られた。 頼綱が打ち取られた翌日最上氏は寒河江に討ち入るが、寒河江氏家来衆は態勢を立て直す余裕もなく最上氏に下り、当主寒河江高基は貫見楯（西村山郡大江町貫見）に逃れたものの6月28日御楯山で自害し果てた。また、次兄吉川隆広も貫見楯で自害している。同族の白岩氏、譜代の長崎中山氏は最上氏に仕えた。 広谷家に柴橋頼綱の使用したとされる槍が伝わる。穂先4尺4寸（約1ｍ33ｃｍ）、柄6尺6寸（約2ｍ）、総長1丈1尺（約3.3ｍ）。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「柴橋頼綱」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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