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柵原鉱山(やなはらこうざん)は、岡山県久米郡美咲町(旧柵原町)にあった、黄鉄鉱を中心とした硫化鉄鉱を主に産出した鉱山である。岩手県の松尾鉱山とともに日本を代表する硫化鉄鉱の鉱山であった。 == 地質学的特徴 == 柵原鉱山は古生代ペルム紀中期に形成された、火山性の硫化物鉱床であると考えられている。同じ時期に中国地方各地で同様の鉱床が形成されたが、柵原鉱山の鉱床が最も規模が大きく総埋蔵量3700万トン以上と見積もられており、他の鉱床は小規模である〔渡辺(2009)pp.439-446〕。 柵原鉱山の鉱床は塊状ないしレンズ状をしており、舞鶴層の流紋岩質火山岩屑層内に分布している。鉱床としては吉井川沿いの柵原本鉱床とその周囲に複数の小鉱床がある〔柵原鉱山顕彰会「柵原鉱山顕彰誌」(1992)p.2、渡辺(2009)pp.444-445〕。柵原本鉱床は黄鉄鉱を中心としており、黄銅鉱、閃亜鉛鉱が少量含まれる。また柵原鉱山周辺は白亜紀に花崗岩の貫入が起きたことによって接触変成作用を受けており、柵原本鉱床も変成作用を受けて黄鉄鉱の一部が磁硫鉄鉱となっている。そして柵原鉱山最深部に分布する深部鉱床は変成作用の影響が強く、多くの鉱石が磁硫鉄鉱や磁鉄鉱となっている。また柵原本鉱床の周囲に分布する小鉱床からは斑銅鉱、黄銅鉱なども産出した〔渡辺(2009)pp.445-446〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「柵原鉱山」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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