|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 栄 : [さかえ, はえ] 【名詞】 1. glory 2. prosperity ・ 栄光 : [えいこう] 【名詞】 1. glory ・ 光 : [ひかり] 【名詞】 1. light
『栄光への5000キロ』(えいこうへの5000キロ)は、1969年に公開された日本の映画作品である。石原プロモーション製作、松竹映配配給。 == 概要 == 『黒部の太陽』(1968年公開)に続く、石原裕次郎主演・石原プロモーション製作映画の第2弾。石原プロモーションと主に日産自動車によるタイアップ作品で、石原裕次郎扮する風来坊のレーサーが各種のレースを転戦したのち、ダットサン・ブルーバードを駆り過酷なサファリラリーに挑戦するという物語である。合わせて、危険なレースに打ち込む男とその帰りを待つ女という、2組のカップルの愛憎劇も挿入されている。原作は1966年の同ラリーにおいて日産チーム監督としてクラス優勝、チーム優勝を経験した笠原剛三が記した「栄光への5000キロ―東アフリカ・サファリ・ラリー優勝記録」。 制作費4億円(現在の貨幣価値ではおよそ13億円に相当する)という大作であり〔あの『栄光への5000キロ』がスクリーンで楽しめる - AUTOSPORT web、2012年2月29日〕、日本以外にヨーロッパ、アフリカで長期ロケを行い、雪と氷に覆われたアルプスの峠道、埃舞うアフリカの悪路など、現地ならではのレースシーンを再現した。外国人キャストとの掛け合いでは、石原ら日本人俳優たちも英語やフランス語の台詞をこなしている。映画の前半部は原作には存在しない映画用の筋立てであるが、とりわけ日本グランプリ参戦エピソードでは、当時の富士スピードウェイの30度バンクでの日産その他の各レーシングカーの迫力ある走行シーンが見どころである。 本来この映画は『黒部の太陽』同様に上映時間が3時間超である可能性もあったが、配給元の松竹映配の要請で上映時間を3時間以内で収める必要から、冗長的とも言えるほどの場面作りとは対照的な唐突なエンディングに持込んだとも言われている〔。石原の存命時にはエンディングを再編集するつもりとも云われていたが、それもかなわないということとなった〔。 また、「(映画は)劇場で見るもの」という製作者としての石原裕次郎の強い意思に基づき、この映画は『黒部の太陽』同様に永くソフト化されていなかった。1976年11月12日に「ゴールデン洋画劇場」でテレビ放映されたのは海外公開用の"SAFARI 5000"という実尺130分前後の、いわゆる国際版という短縮版であり、放送時間の制約によるカットが多かった(オープニング・解説・CM・エンディングを差し引くと実尺94分前後)。 2012年3月23日より、石原プロモーションとチャンネル銀河は東日本大震災復興支援を目的とするチャリティー企画「『裕次郎の夢』プロジェクト」として、『黒部の太陽』と『栄光への5000キロ』2作品の完全版を全国各所でスクリーン上映した〔"映画「黒部の太陽」「栄光への 5000 キロ」 ". (PDF) チャンネル銀河.(2012年1月24日)2013年10月31日閲覧。〕。それまでは裕次郎の17回忌(2003年)の際に30,000人限定招待による上映会が行われたのみである。2012年3月16日には、NHK BSプレミアムにおいて国際版として短縮編集された『栄光への5000キロ 特別編』がテレビ放映された。 2013年3月下旬に石原プロモーション設立50周年記念として、ポニーキャニオンから『黒部の太陽』『富士山頂』『ある兵士の賭け』『甦える大地』と共に、何れも劇場封切時の完全版としてブルーレイ・DVDソフトが発売された。パッケージは通常版と特別版(特典ディスク付き)、本作ほか5作品を収録したボックス版が発売された〔"石原プロモーション設立50周年記念、『黒部の太陽』がBD/DVD化 ". TOWER RECORD ONLINE.(2013年1月17日)2013年10月31日閲覧。〕。 2015年1月1日にチャンネルNECOにて、ノーカット完全版(休憩画面を含め実尺2時間54分)がテレビ初放送され、更に同年12月5日にBS-TBSにて、同ノーカット完全版が無料の民放系衛星放送チャンネルとしてテレビ初放送された(CMを含めた場合で約3時間30分)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「栄光への5000キロ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|