翻訳と辞書
Words near each other
・ 栄建緒
・ 栄徳高等学校
・ 栄快
・ 栄性
・ 栄意
・ 栄成
・ 栄成市
・ 栄成県
・ 栄文
・ 栄昊
栄昌
・ 栄昌区
・ 栄昌東街駅
・ 栄昌県
・ 栄晁
・ 栄暁
・ 栄本町線
・ 栄本町線支線1号
・ 栄本町線支線1号線
・ 栄村


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

栄昌 : ミニ英和和英辞書
栄昌[さかえ, はえ]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [さかえ, はえ]
 【名詞】 1. glory 2. prosperity

栄昌 ( リダイレクト:鳥高斎栄昌 ) : ウィキペディア日本語版
鳥高斎栄昌[ちょうこうさい えいしょう]
鳥高斎 栄昌(ちょうこうさい えいしょう、生没年不詳)とは、江戸時代中期の浮世絵師
== 来歴 ==

鳥文斎栄之の門人。別号に昌栄堂。姓名不詳。作画期は寛政5年(1793年)から寛政11年(1799年)にかけてで、錦絵黄表紙の挿絵、肉筆浮世絵数点が知られる。錦絵では喜多川歌麿風の美人大首絵が約200点ほど知られている。代表作としては、版元山口屋忠助から版行した寛政7年(1795年)から寛政8年(1796年)の作とされる錦絵「郭中美人競」、「当世美人合」、肉筆「蚊帳美人図」(光記念館所蔵)、「隅田川図巻」(浮世絵大田記念美術館所蔵)などが知られる。錦絵の「若那屋内白露図」(東京国立博物館所蔵)には、「昌栄堂栄昌」の落款が見られる。また寛政10年(1798年)に黄表紙4点の挿絵を描いている。
肉筆「隅田川図巻」は栄之が好んで描き上げた世界で、男性客二人が両国浜町河岸で猪牙舟に乗り、隅田川の流れに逆らって山谷堀に到り、ここから駕籠に揺られて土手を八丁、新吉原大門口に着き揚屋で歓楽する場面までを描いている。この図巻の末尾に「榮之翁筆 応需栄昌筆」とあり、栄之が描いた「隅田川図巻」を、人の需めに応じて栄昌が模写したものであることがわかる。従って栄之の構成をほぼそのままに辿り、彼の筆法を遵守しているのが窺える。しかし両者の間には差異も見出せる。栄之筆の作品がみな緻密に描出され彩色も丁寧であるのに対し、この図巻では総体にあっさりと、色彩も墨を基調とし灰緑、藍、黄土色を主に紅を効果的に使用している。いわゆる淡彩作品であるが筆線は確かであり、そこから醸し出される風趣は栄之と同様で清麗である。またこの作品が栄之作品の模写であったとしても直模では無く、栄昌自身によって作為された部分が認められ、全体的にも作者の神経が行き届き優れた纏まりを見せている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「鳥高斎栄昌」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.