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宇品丸(うじなまる)は、日本陸軍が保有した軍隊輸送船。軍需輸送や上陸戦の訓練などを目的として貨物船を購入のうえ改名・改装したもので、陸軍運輸部を代表する顔的な船だった〔松原(1996年)、302-303頁。〕。太平洋戦争末期に機雷と空襲により大破したが、戦後に復旧されて民間で使用された。 == 船歴 == === 陸軍購入前 === 本船は1919年(大正8年)にアメリカ合衆国で建造された〔。総トン数2214トン、三連成レシプロエンジンを主機とする小型貨物船である。1928年(昭和3年)には宗像商事を船主として「宗安丸」(そうあんまる)の船名で日本船籍となっていた〔。この点、松原(1996年)は「宇品丸」の前身を1930年(昭和5年)頃に『日本船名録』から抹消された貨客船「第五室蘭丸」(栗林商船:2128総トン)だとするが〔、『陸軍省大日記』に収蔵された購入経緯に関する報告文書では「宗安丸」となっている〔陸軍運輸部 「汽船購入ノ件」『大日記乙輯昭和四年』 アジア歴史資料センター(JACAR) Ref.C01001951500〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「宇品丸」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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